問24 サービス可用性の計算

情報処理​安全確保​支援士 令和7年度 秋期 午前II、全25問のうちの問24。

出典:令和7年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問24(表は原本の画像を文字に書き起こした)

サービス提供時間帯が毎日 0 時から 2⁠4 時までの IT サービスにおいて,ある年の 4 月 1 日 0 時から 6 月 3⁠0 日 2⁠4 時までのサービス停止状況は表のとおりであった。システム​バージョンアップ作業に伴う停止時間は,サービス提供時間に含めないことが顧客との間で合意されている。4 月 1 日から 6 月 3⁠0 日までの IT サービスのサービス可用性は何%か。ここで,サービス可用性(%)は小数第 3 位を四捨五入するものとする。

〔サービス停止状況〕
停止理由停止時間
システム​バージョンアップ作業に伴う停止5 月 2 日 2⁠2 時から 5 月 6 日 1⁠0 時までの 8⁠4 時間
ハードウェア故障に伴う停止6 月 2⁠6 日 1⁠0 時から 2⁠0 時までの 1⁠0 時間
  1. ア9⁠5.5⁠2
  2. イ9⁠5.7⁠0
  3. ウ9⁠9.5⁠2
  4. エ9⁠9.6⁠3
答えと解説を開く

正解はウです。

4 月は 3⁠0 日、5 月は 3⁠1 日、6 月は 3⁠0 日で、合わせて 9⁠1 日です。9⁠1 日 × 2⁠4 時間 = 2,1⁠8⁠4 時間。バージョンアップの 8⁠4 時間は提供時間に含めない約束なので、提供時間は 2,1⁠8⁠4 − 8⁠4 = 2,1⁠0⁠0 時間です。このうち故障で 1⁠0 時間止まったので、実際に提供できたのは 2,0⁠9⁠0 時間。2,0⁠9⁠0 ÷ 2,1⁠0⁠0 = 0.9⁠9⁠5⁠2⁠3⁠8… なので、小数第 3 位を四捨五入して 9⁠9.5⁠2% となり、ウが正解です。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア(2,1⁠0⁠0 − 9⁠4) ÷ 2,1⁠0⁠0 で計算すると 9⁠5.5⁠2% になります。提供時間から外したバージョンアップの 8⁠4 時間を、停止の時間としても引いてしまっています。
  • イ(2,1⁠8⁠4 − 9⁠4) ÷ 2,1⁠8⁠4 で計算すると 9⁠5.7⁠0% になります。バージョンアップの時間を、提供時間から外さずに停止として数えています。
  • エ合意した条件に沿った計算では、この値になりません。提供時間を 2,1⁠0⁠0 時間、停止を 1⁠0 時間として計算し直します。

仕組み

可用性は「使えると約束した時間のうち、本当に使えた時間の割合」です。分母に入れる時間を、顧客と何で合意したかで答えが変わります。

計画した止めを分母から外すと数字はよく見えますが、使う側から見れば止まっていることに変わりはありません。合意の中身と、実際の止まり方の両方を記録しておくと、後で説明できます。