LPIC-⁠1 110 セキュリティ 問題

ゆめさくが作った練習問題です。本試験の問題ではありません。

1⁠1⁠0 セキュリティの問題を1⁠0問、小分野ごとにまとめました。選ぶと、その場で正誤と解説が出ます。

ログインなしで解けます。答えはこのブラウザの中だけに残り、どこにも送りません。

この分野の小分野

  • 1⁠1⁠0.1 セキュリティの管理の仕事をする(3問)
  • 1⁠1⁠0.2 ホストを守る設定(3問)
  • 1⁠1⁠0.3 暗号でデータを守る(4問)

110 セキュリティの問題

10 問

選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。選んだ答えは変えられません。

  1. 110.1 セキュリティの管理の仕事をする

    問 1sudo の設定ファイル /etc/sudoers を書き換えたい。保存する前に文法の誤りを見つけてくれる、編集用のコマンドはどれですか。

  2. 問 2このサーバーに、いつ、誰が、どこからログインしたかの履歴 (/var/log/wtmp の記録) を見たい。使うコマンドはどれですか。

  3. 問 3このシェルから動かすプロセスが落ちたとき、コアファイル (メモリの写し) を書き出さないようにしたい。適切なコマンドはどれですか。

  4. 110.2 ホストを守る設定

    問 4使っていない印刷のサービス cups を、いますぐ止め、次の起動からも立ち上がらないようにしたい。1 つのコマンドで行うものはどれですか。

  5. 問 5接続が来たときに初めてサービスを起動させる (inetd や xinetd と同じ考え方) ための、systemd のユニットの種類はどれですか。

  6. 問 6/etc/passwd の各行の 2 番目の欄 (パスワードの欄) に x とだけ書いてある。この意味として正しいものはどれですか。

  7. 110.3 暗号でデータを守る

    問 7パスフレーズ付きの秘密鍵 ~/.ssh/id_ed25519 を、接続のたびにパスフレーズを打たずに使いたい。鍵を ssh-agent に預けるコマンドはどれですか。

  8. 問 8初めて接続するサーバーで、ホスト鍵の指紋 (fingerprint) を確かめて続けるかを聞かれた。安全な対応はどれですか。

  9. 問 9手元の機械の 8080 番に来た接続を、SSH の通り道を通してサーバー側の 80 番へ届けたい (ローカルのポート転送)。使う ssh のオプションはどれですか。

  10. 問 10配布元の公開鍵を取り込んだあと、ダウンロードした release.tar.gz が、添えられた署名 release.tar.gz.sig と合うかを確かめたい。適切なコマンドはどれですか。

10 問中 0 問に答えました

解説の一覧

解いたあとに読み返せるよう、全問の解説を並べています。問いを開くと解説が出ます。

1⁠1⁠0.1 セキュリティの管理の仕事をする

問1sudo の設定ファイル /etc/sudoers を書き換えたい。保存する前に文法の誤りを見つけてくれる、編集用のコマンドはどれですか。

正解は visudo です。visudo は sudoers を一時ファイルで編集させ、保存の前に文法を確かめて、誤りがあれば知らせます (同時の編集も防ぐ)。vi で直接書き換えると誤りに気付かず sudo が使えなくなるおそれがあり、su -c は別の利用者でコマンドを動かすもの、sudo -l は自分に許されたコマンドの一覧を出すだけです。

問2このサーバーに、いつ、誰が、どこからログインしたかの履歴 (/var/log/wtmp の記録) を見たい。使うコマンドはどれですか。

正解は last です。last は /var/log/wtmp を読み、ログインとログアウト、再起動の履歴を新しい順に表示します。who と w は今ログインしている人だけを表示し (w は何をしているかも出す)、lastb は /var/log/btmp からログインに失敗した記録を表示します。

問3このシェルから動かすプロセスが落ちたとき、コアファイル (メモリの写し) を書き出さないようにしたい。適切なコマンドはどれですか。

正解は ulimit -c 0 です。ulimit -c はコアファイルの大きさの上限で、0 にすると書き出されません。-n は開けるファイルの数、-u は作れるプロセスの数の上限で、0 にするとコマンドがまともに動かなくなり、umask は新しいファイルのパーミッションを決めるものです。

1⁠1⁠0.2 ホストを守る設定

問4使っていない印刷のサービス cups を、いますぐ止め、次の起動からも立ち上がらないようにしたい。1 つのコマンドで行うものはどれですか。

正解は systemctl disable --now cups です。disable に --now を付けると、自動の起動を外すのと同時にいま動いているサービスも止めます。stop はいま止めるだけで次の起動では立ち上がり、--now の無い disable は次の起動から立ち上がらなくなるだけでいまは動き続け、restart は止めてからまた動かします。

問5接続が来たときに初めてサービスを起動させる (inetd や xinetd と同じ考え方) ための、systemd のユニットの種類はどれですか。

正解は .socket です。.socket のユニットは systemd が代わりにポートで待ち受け、接続が来たら対になる .service を起こします。.timer は時刻で起こすもの、.target はユニットをまとめる目印、.slice は cgroups で資源を分ける単位です。

問6/etc/passwd の各行の 2 番目の欄 (パスワードの欄) に x とだけ書いてある。この意味として正しいものはどれですか。

正解はパスワードのハッシュは /etc/shadow に置いてあることです。x はシャドウパスワードを使っている印で、本当のハッシュは root だけが読める /etc/shadow にあります。パスワード無しは欄が空のとき、ロックは /etc/shadow のハッシュの前に ! などが付いているときで、x が文字どおりのパスワードという意味ではありません。

1⁠1⁠0.3 暗号でデータを守る

問7パスフレーズ付きの秘密鍵 ~/.ssh/id_ed2⁠5⁠5⁠1⁠9 を、接続のたびにパスフレーズを打たずに使いたい。鍵を ssh-⁠agent に預けるコマンドはどれですか。

正解は ssh-⁠add ~/.ssh/id_ed2⁠5⁠5⁠1⁠9 です。ssh-⁠add は一度パスフレーズを聞いて鍵を ssh-⁠agent に預け、そのあとの接続は agent が署名を代わりに行います。ssh-⁠keygen -p はパスフレーズを変えるもの、ssh-⁠copy-⁠id は公開鍵をサーバーの authorized_keys に写すもの、ssh-⁠keyscan はサーバーのホスト鍵を集める道具です。

問8初めて接続するサーバーで、ホスト鍵の指紋 (fingerprint) を確かめて続けるかを聞かれた。安全な対応はどれですか。

正解はサーバーの管理者から別の経路で聞いた指紋と同じか見比べ、同じなら続けることです。ホスト鍵の指紋が正しいかは、接続そのものとは別の経路 (管理者の連絡、ssh-⁠keygen -lf で管理者が出した値など) で照らすことで、なりすましのサーバーに気付けます。確かめを止める設定や何も見ずに yes と答える対応はなりすましを見逃し、known_hosts を消すと過去に確かめた鍵の記録も失います。

問9手元の機械の 8⁠0⁠8⁠0 番に来た接続を、SSH の通り道を通してサーバー側の 8⁠0 番へ届けたい (ローカルのポート転送)。使う ssh のオプションはどれですか。

正解は -L です。-L はローカルのポート転送で、手元で待ち受けたポートへの接続を SSH の向こう側の宛先へ届けます。-R は逆向きで、サーバー側で待ち受けたポートを手元の側へ届け、-D は SOCKS のプロキシとして動的に転送し、-X は X1⁠1 の窓を転送する指定です。

問10配布元の公開鍵を取り込んだあと、ダウンロードした release.tar.gz が、添えられた署名 release.tar.gz.sig と合うかを確かめたい。適切なコマンドはどれですか。

正解は gpg --verify release.tar.gz.sig release.tar.gz です。gpg --verify は署名と元のファイルを照らし、取り込んだ公開鍵で作られた署名で中身が書き換えられていないかを確かめます。--sign は自分の秘密鍵で新しく署名するもの、--export は鍵を書き出すもの、-c はパスフレーズでファイルを暗号化するものです。

ほかの分野

  • 101 システムアーキテクチャ

    1⁠0⁠1.1 ハードウェアの設定を確かめて変える、1⁠0⁠1.2 システムを起動する、1⁠0⁠1.3 ランレベルとブートターゲットの切り替え、停止と再起動

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  • LinuC レベル1 101試験対策(LPIC-1対応)

    102 インストールとパッケージ管理

    1⁠0⁠2.1 ハードディスクのレイアウトを設計する、1⁠0⁠2.2 ブートマネージャーを導入する、1⁠0⁠2.3 共有ライブラリを管理する、1⁠0⁠2.4 Debian のパッケージ管理を使う、1⁠0⁠2.5 RPM と YUM のパッケージ管理を使う、1⁠0⁠2.6 仮想化のゲストとしての Linux

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  • 103 GNUとUnixのコマンド

    1⁠0⁠3.1 コマンドラインで作業する、1⁠0⁠3.2 フィルタでテキストの流れを処理する、1⁠0⁠3.3 基本のファイル管理をする、1⁠0⁠3.4 ストリーム、パイプ、リダイレクトを使う、1⁠0⁠3.5 プロセスを作り、見張り、終わらせる、1⁠0⁠3.6 プロセスの実行の優先度を変える、1⁠0⁠3.7 正規表現でテキストファイルを探す、1⁠0⁠3.8 基本のファイル編集をする

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  • 104 デバイス、ファイルシステム、FHS

    1⁠0⁠4.1 パーティションとファイルシステムを作る、1⁠0⁠4.2 ファイルシステムの整合性を保つ、1⁠0⁠4.3 ファイルシステムのマウントとアンマウント、1⁠0⁠4.5 ファイルのパーミッションと所有者を管理する、1⁠0⁠4.6 ハードリンクとシンボリックリンクを作って変える、1⁠0⁠4.7 システムのファイルを探し、正しい場所に置く

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  • 105 シェルとシェルスクリプト

    1⁠0⁠5.1 シェル環境をカスタマイズして使う、1⁠0⁠5.2 簡単なスクリプトを作り、手直しする

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  • 106 ユーザーインターフェイスとデスクトップ

    1⁠0⁠6.1 X1⁠1 を導入して設定する、1⁠0⁠6.2 グラフィカルなデスクトップ、1⁠0⁠6.3 アクセシビリティ

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  • LinuC レベル1 102試験対策(LPIC-1対応)

    107 管理の仕事

    1⁠0⁠7.1 利用者とグループのアカウントと関係するファイルを管理する、1⁠0⁠7.2 ジョブを予約してシステム管理の仕事を自動にする、1⁠0⁠7.3 ローカライゼーションと国際化

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  • 108 重要なシステムサービス

    1⁠0⁠8.1 システムの時刻を保つ、1⁠0⁠8.2 システムのログ、1⁠0⁠8.3 メール転送エージェント (MTA) の基本、1⁠0⁠8.4 プリンターと印刷を管理する

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  • 109 ネットワークの基礎

    1⁠0⁠9.1 インターネットプロトコルの基礎、1⁠0⁠9.2 永続するネットワークの設定、1⁠0⁠9.3 基本のネットワークのトラブルシューティング、1⁠0⁠9.4 クライアント側の DNS を設定する

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LPIC-1の頁に、1⁠0分野の入口と試験の案内があります。

続きはゆめさくで

試験の知識を仕事につなげる一歩を、ここにまとめています。