問9 ドライブバイダウンロード攻撃

基本情報​技術者試験 令和5年度 公開問題 科目A、全20問のうちの問9。

出典:令和5年度 基本情報技術者試験 公開問題 科目A 問9(原本の振り仮名は省いた)

ドライブバイダウンロード攻撃に該当するものはどれか。

  1. アPC から物理的にハードディスクドライブを盗み出し,その中のデータを Web サイトで公開し,ダウンロードさせる。
  2. イ電子メールの添付ファイルを開かせて,マルウェアに感染した PC のハードディスクドライブ内のファイルを暗号化し,元に戻すための鍵を攻撃者のサーバからダウンロードさせることと引換えに金銭を要求する。
  3. ウ利用者が悪意のある Web サイトにアクセスしたときに,Web ブラウザの脆弱性を悪用して利用者の PC をマルウェアに感染させる。
  4. エ利用者に気付かれないように無償配布のソフトウェアに不正プログラムを混在させておき,利用者の操作によって PC にダウンロードさせ,インストールさせることでハードディスクドライブから個人情報を収集して攻撃者のサーバに送信する。
答えと解説を開く

正解はウです。

ドライブバイ (drive-⁠by) は「通りすがりに」という意味です。攻撃者は、悪意のある Web サイトを用意したり、正規の Web サイトを改ざんしたりして、不正なプログラムを仕込みます。利用者がそのページを開くと、ブラウザやプラグインの脆弱性が悪用され、利用者がファイルを開く操作をしなくてもマルウェアがダウンロードされて実行されます。ウがこの説明です。正解はウです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アハードディスクドライブを物理的に盗んでデータを公開するのは、盗難と情報の漏えいです。名前の「ドライブ」は機器のことではありません。
  • イファイルを暗号化して、元に戻す鍵と引換えに金銭を求めるのは、ランサムウェアの説明です。
  • エ無償のソフトウェアに不正プログラムを紛れ込ませ、利用者自身にインストールさせるのは、トロイの木馬の手口です。利用者の操作が要る点が、閲覧しただけで感染するドライブバイダウンロードと違います。

仕組み

ドライブバイダウンロードの対策の芯は、ブラウザ、OS、プラグインを最新の版に保ち、突かれる脆弱性を残さないことです。

よく見る正規のサイトが改ざんされて入口になることもあります。「怪しいサイトに行かなければ安全」とは限らない点が、この攻撃の怖いところです。