問73 コンピテンシーモデルの説明

応用情報​技術者試験 令和7年度 春期 午前、全80問のうちの問73。

出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問73

コンピテンシーモデルの説明はどれか。

  1. ア権限行使と命令統制による労務管理を批判し,目標管理制度や経営参加制度などによる動機付けが有効であるとしたもの
  2. イ最適なリーダーシップの唯一のスタイルは存在せず,望ましいリーダーシップのスタイルは,状況に応じて異なるとしたもの
  3. ウ人材の評価や育成の基準とするために,恒常的に成果に結び付けることができる個人の行動や思考特性を定義したもの
  4. エ人間の基本的欲求を低次から,生理的欲求,安全の欲求,所属と愛の欲求,承認の欲求,自己実現の欲求としたもの
答えと解説を開く

正解はウです。

コンピテンシーは、高い成果を安定して出す人に共通して見られる、行動や考え方の特性のことです。知識や資格があるかではなく、「どう動くか」に目を向けます。たとえば「相手の話を最後まで聞いてから提案する」のような行動を職種ごとに書き出してまとめた物が、コンピテンシーモデルです。これを物差しにして、人を評価したり、育てる目標を決めたりします。正解はウです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア命令で縛る管理を批判し、目標管理や経営への参加で人のやる気を引き出すのがよいとしたのは、マグレガーの X 理論・Y 理論のうちの Y 理論の考え方です。
  • イどんな場面でも最もよいリーダーシップは無く、状況によって変わるとしたのは、リーダーシップの条件適合理論 (コンティンジェンシー理論) の説明です。
  • エ人の欲求を、生理的欲求から自己実現の欲求まで 5 段に分けたのは、マズローの欲求段階説の説明です。

仕組み

コンピテンシーは、成果を出している人を観察して作ります。「何を知っているか」より「何をしているか」を物差しにするので、評価の基準が具体的になります。

人の動機付けやリーダーシップの理論は、名前と中身の組で出題されます。Y 理論、条件適合理論、欲求段階説は、セットで覚えておくと見分けられます。