問71 エッジ AI の推論

応用情報​技術者試験 令和7年度 春期 午前、全80問のうちの問71。

出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問71

クラウドで学習し,エッジデバイスで推論する機械学習ベースのエッジ AI において,エッジデバイスで行われる推論処理として,適切なものはどれか。

  1. ア一定の環境の中で試行錯誤を行い,行動に報酬を与えることで学習するプロセス
  2. イ学習したモデルに従い,実際にデータの識別などを行うプロセス
  3. ウ識別などを行うためのモデルを,正解のラベルを付けたデータによって作成するプロセス
  4. エ識別などを行うためのモデルを,正解のラベルを付けないデータによって作成するプロセス
答えと解説を開く

正解はイです。

機械学習には、モデルを作る学習と、作ったモデルを使う推論の 2 つの段階があります。学習には大量のデータと計算が要るので、計算の力が大きいクラウドで行います。できあがったモデルをカメラや機械などのエッジデバイスに入れ、その場で入ってきたデータを識別するのが推論です。通信を待たずに答えが出せるので、反応が速くなります。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア試行錯誤をして、行動に報酬を与えて学ぶのは、強化学習の説明です。モデルを作る学習の段階の話で、推論ではありません。
  • ウ正解のラベルを付けたデータでモデルを作るのは、教師あり学習の説明です。推論ではなく学習の段階です。
  • エ正解のラベルを付けないデータでモデルを作るのは、教師なし学習の説明です。これも学習の段階で、推論ではありません。

仕組み

学習は「問題集を解いて勉強する」段階、推論は「覚えたことで本番の問題を解く」段階と考えると分かりやすくなります。

エッジで推論すると、データをクラウドに送らずに済むので、通信の遅れが減り、外に出したくないデータを手元に留められます。

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