問11 ステガノグラフィとは

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和元年度 秋期 午前、全50問のうちの問11。

出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問11(原本の振り仮名は省いた)

ステガノグラフィはどれか。

  1. ア画像などのデータの中に,秘密にしたい情報を他者に気付かれることなく埋め込む。
  2. イ検索エンジンの巡回ロボットに Web ページの閲覧者とは異なる内容を応答し,該当 Web ページの検索順位が上位に来るようにする。
  3. ウ検査対象の製品に,問題を引き起こしそうな JPEG 画像などのテストデータを送信し読み込ませて,製品の応答や挙動から脆弱性を検出する。
  4. エコンピュータには認識できないほどゆがんだ文字を画像として表示し,利用者に文字を認識させて入力させることによって,利用者が人であることを確認する。
答えと解説を開く

正解はアです。

暗号は、内容を読めなくする技術です。暗号文は見るからに意味の分からないデータなので、秘密のやり取りをしていること自体は周りに分かります。ステガノグラフィは、画像や音声などのありふれたデータの中に情報を紛れ込ませ、秘密の情報があること自体に気付かせない技術です。たとえば、画像の各画素の色の値の最も下のビットに情報を入れても、見た目はほとんど変わりません。正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イ検索エンジンの巡回ロボットにだけ別の内容を見せて順位を上げるのは、クローキングの説明です。
  • ウ問題を起こしそうなデータを製品に送り込み、反応から脆弱性を見つけるのは、ファジングの説明です。
  • エゆがんだ文字の画像を読ませて人であることを確かめるのは、CAPTCHA の説明です。

仕組み

電子透かしもステガノグラフィの仲間です。画像や音楽に著作者の情報を見えない形で埋め込み、無断の複製を見つける手がかりにします。

攻撃者がステガノグラフィを使い、画像の中にマルウェアへの命令や盗んだ情報を隠してやり取りすることもあります。