問38 OCSP の目的

応用情報​技術者試験 令和7年度 春期 午前、全80問のうちの問38。

出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問38

PKI を構成する OCSP を利用する目的はどれか。

  1. ア誤って破棄してしまった秘密鍵の再発行処理の進捗状況を問い合わせる。
  2. イデジタル証明書から生成した鍵情報の交換が OCSP クライアントと OCSP レスポンダーの間で失敗した際,認証状態を確認する。
  3. ウデジタル証明書が失効しているかどうかの状態を問い合わせる。
  4. エ有効期限が切れたデジタル証明書の更新処理の進捗状況を確認する。
答えと解説を開く

正解はウです。

デジタル証明書は、有効期限の前でも、秘密鍵が漏れたなどの理由で失効させられることがあります。失効した証明書の一覧は CRL として配られますが、一覧を丸ごと取ってきて調べる手間がかかります。OCSP (Online Certificate Status Protocol) では、確かめたい証明書を OCSP レスポンダーに問い合わせると、有効か失効しているかが返ってきます。正解はウです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アOCSP が答えるのは証明書が失効しているかどうかだけです。秘密鍵の再発行の進み具合を問い合わせる仕組みではありません。
  • イOCSP は、OCSP クライアントとレスポンダーの間で鍵情報を交換する仕組みではありません。証明書の失効の状態を問い合わせて答えをもらうだけです。
  • エ有効期限が切れた証明書の更新は、認証局に申し込んで新しい証明書を発行してもらう手続です。OCSP はその進み具合を確かめる仕組みではありません。

仕組み

証明書が使えるかどうかは、署名が正しいこと、有効期限内であること、失効していないこと、の 3 つで確かめます。OCSP は 3 つ目を確かめるための仕組みです。

Web サーバが OCSP の応答を先に取っておき、TLS の接続のときにブラウザへ一緒に渡す OCSP ステープリングという方法もあります。ブラウザが自分で問い合わせる手間を省けます。

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