コンピューターサイエンス:アルゴリズム / OS / ネットワーク / DB
レコードタイプ
追加ボタンを押すと、種類が 20 個出てくる
DNS の管理画面でレコードを足そうとすると、種類の一覧がずらりと出ます。ほとんどは契約した時点で自動的に入っているか、一生触りません。手で書くことになるのは、実質 4 種類です。
対応表の 1 行は、名前・残してよい秒数・種類・値、という並びで書かれています。
プレーンテキスト
example.com. 300 IN A 192.0.2.5
www.example.com. 300 IN CNAME example.com.
example.com. 3600 IN MX 10 mail.example.com.
example.com. 3600 IN TXT "v=spf1 include:_spf.example.net ~all"2 列目の数字が、この答えを何秒キャッシュしてよいかを表します。値を書き換える前にこの数字を小さくしておくのが、切り替えを速く終わらせるコツです。
数字そのものを書く
A は、名前に対して IPv4 のアドレスを書きます。一番よく使うレコードで、サーバーを自分で立てたときに設定するのはこれです。
IPv6 のアドレスを書く場合は AAAA を使います。両方書いておくと、IPv6 が使える環境は AAAA を、使えない環境は A を選んで接続します。
同じ名前に A を複数行書くこともできます。問い合わせるたびに順番が入れ替わるので、簡易な負荷分散として使われることがあります。ただし DNS はサーバーが生きているかを知りません。落ちた 1 台のアドレスも平然と返し続けるので、可用性の仕組みとしては当てにできません。
「あっちを見て」と書く
CNAME は、数字ではなく別の名前を書きます。外部のサービスを自分のドメインで使うときに登場します。うちのドメインをこちらに向けてください、と案内されたら、たいていこれです。
向き先のサービスがサーバーを引っ越しても、こちらは書き換えずに済むのが利点です。
ひとつ制約があります。www.example.com には設定できますが、example.com そのものには設定できません。そこには次に出てくる MX などの行が同居していて、CNAME は他の行と共存できない決まりだからです。頂点も外部サービスに向けたい場合は、DNS 事業者が用意している ALIAS や CNAME フラット化という機能で回避します。
メールと、所有者の証明
MX は、そのドメイン宛てのメールをどのサーバーが受けるかを書きます。値の先頭の数字は優先順位で、小さいほうから使われます。メールを受け取りたいなら必須で、これが無いと届く前に弾かれます。
TXT は自由な文字列ですが、実際の用途はほぼ 2 つに決まっています。1 つは、外部サービスに対して、このドメインは確かに自分のものだと示す確認用の文字列です。管理画面に指定された値を貼るだけなので難しくありません。
もう 1 つがメールの送信元認証です。SPF や DKIM や DMARC と呼ばれる設定は、すべて TXT の行として書きます。これを整えないと、自分のドメインから出したメールが相手の迷惑メール箱に入ります。届かないという問い合わせが来たとき、まず疑うのはこの 3 行です。
復習ミニクイズ
ドメインの別名 (エイリアス) を設定するレコードタイプはどれですか