問5 スラッシング

基本情報​技術者試験 令和8年度 公開問題 科目A、全20問のうちの問5。

出典:令和8年度 基本情報技術者試験 公開問題 科目A 問5

仮想記憶方式のコンピュータシステムにおいて,処理の多重度を増やしたところ,ページイン,ページアウトが多発して,システムの応答速度が急激に遅くなった。このような現象を何というか。

  1. アオーバレイ
  2. イスラッシング
  3. ウメモリコンパクション
  4. エロールアウト
答えと解説を開く

正解はイです。

仮想記憶では、主記憶に入りきらない部分を補助記憶に置き、要るときに入れ替えます (ページイン、ページアウト)。同時に動かす処理を増やしすぎると、主記憶の取り合いになり、入れ替えばかりが起きて本来の計算が進まなくなります。これをスラッシングと呼びます。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アオーバレイは、プログラムをいくつかに分け、要る部分だけを主記憶に載せて動かす手法です。遅くなる現象の名前ではありません。
  • ウメモリコンパクションは、ばらばらに空いた主記憶の領域を寄せ集め、大きな空きを作る処理です。
  • エロールアウトは、優先する処理のために、実行中のプログラムを主記憶から補助記憶へ追い出すことです。

仕組み

補助記憶の読み書きは、主記憶よりずっと遅いです。入れ替えが増えると、CPU は読み込みを待つ時間ばかりになります。

防ぐには、同時に動かす処理の数を減らすか、主記憶を増やします。