ITパスポート対策
標準化
標準化は何のためにあるのか
製品や手順の仕様をそろえることを標準化と言います。仕様がそろうと、どの会社の製品でも組み合わせて使え、品質のばらつきも減り、生産のコストも下がります。乾電池の大きさやネジの規格が決まっているおかげで、買ってきた製品がそのまま使えるのと同じです。
標準の決まり方には種類があります。公的な機関が定めた規格をデジュールスタンダード、市場で広く使われた結果として事実上の標準になったものをデファクトスタンダード、複数企業が集まる団体が決めたものをフォーラム標準と呼びます。特定の製品が市場で普及して標準になった事例はデファクトスタンダードです。
標準化団体と代表的な規格
団体の名前と守備範囲の対応が、そのまま出題されます。
| 団体 | 正式名称の意味 | 扱う分野 |
|---|---|---|
| ISO | 国際標準化機構 | 工業製品や管理の仕組みなど、幅広い国際規格 |
| IEC | 国際電気標準会議 | 電気と電子の分野の国際規格 |
| JIS | 日本産業規格 | 日本国内の国家規格 |
| IEEE | 米国電気電子学会 | LAN など通信技術の規格。読み方はアイトリプルイー |
| W3C | ワールドワイドウェブコンソーシアム | HTML や CSS など Web 技術の規格 |
| ITU | 国際電気通信連合 | 電気通信分野の国際的な標準と調整 |
ISO のマネジメントシステム規格は、番号と分野の組合せで問われます。
| 規格 | 分野 |
|---|---|
| ISO 9001 | 品質マネジメントシステム |
| ISO 14001 | 環境マネジメントシステム |
| ISO/IEC 27001 | 情報セキュリティマネジメントシステム |
情報とセキュリティが絡む規格は ISO と IEC の共同なので、ISO/IEC という表記になります。
身の回りにある標準
商品のバーコードに使われる JAN コードは、日本の共通商品コードで、国コード、メーカーコード、商品コード、チェックディジットで構成されます。チェックディジットは読み取り誤りを検出するための数字です。二次元コードである QR コードは、縦と横の両方向に情報を持たせるため、同じ面積でより多くの情報を扱え、汚れに強い誤り訂正機能も備えています。
文字を数値に対応付ける取り決めが文字コードです。英数字中心の ASCII、日本語向けの Shift_JIS や EUC-JP、世界中の文字を1つの体系にまとめた Unicode があり、Unicode を実際にバイト列へ符号化する方式の1つが UTF-8 です。
試験ではこう問われます
団体と分野の対応を入れ替えた選択肢が中心です。
- Web の規格は W3C、LAN の規格は IEEE です。この2つの入れ替えが最頻出です
- ISO 9001 が品質、ISO 14001 が環境、ISO/IEC 27001 が情報セキュリティです。9001 と 14001 を逆にした選択肢に注意してください
- JIS は日本の規格で、国際規格ではありません
- デファクトスタンダードは、公的機関が定めたものではなく、市場で普及した結果の標準です
- チェックディジットは誤りを検出するための数字であって、商品の分類を表すものではありません
編集 LuaGate編集部