ITパスポート対策
受験と次のステップ
通年で受けられるCBT方式
ITパスポート試験はCBT方式で行われます。CBTはComputer Based Testingの略で、試験会場に置かれたコンピュータの画面に問題が出て、マウスやキーボードで解答する方式です。問題冊子とマークシートは使いません。
この方式の大きな利点は、決まった試験日が年に数回しかない試験と違い、通年で実施されていることです。全国の試験会場が、それぞれ独自の日程で試験を開催しています。都合のよい会場と日時を選んで申し込めるので、「次の試験まで半年待つ」ということが起きません。仮に不合格でも、一定の間隔を空ければ再受験できます。
ただし人気の会場や休日の枠は早く埋まります。学習計画を立てた時点で、目標日の枠を先に押さえてしまうほうが、勉強のペースも保てます。
申込みから受験までの流れ
手続きの順番は次のとおりです。
- 公式サイトで利用者IDを登録する。メールアドレスと氏名などを入力する
- ログインして受験を申し込む。会場と日時を選び、受験手数料を支払う
- 申込み完了後、受験に必要な情報が書かれた案内がメールで届く
- 当日、指定の会場に行き、本人確認を受けて受験する
受験手数料は改定されることがあるため、金額は必ず公式サイトの最新の記載で確認してください。支払い方法もクレジットカード、コンビニ払い、バウチャーなど複数あり、選んだ方法によって申込みが確定するタイミングが変わります。
当日は本人確認書類が必須です。運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真の付いた公的な証明書を用意してください。忘れると受験できません。
筆記用具やメモ用紙、電卓などの私物は試験室に持ち込めません。計算に使うメモ用紙と筆記用具は会場から貸し出され、電卓は試験画面の中に用意されています。持ち物として本当に必要なのは、本人確認書類とロッカーに預けない小物くらいだと考えてください。
結果はその場で分かる
CBT方式のもうひとつの特徴は、試験が終わった直後に画面で結果を確認できることです。総合評価点と、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系それぞれの分野別評価点が表示されます。
ただし、この場で見られるのは採点結果であって、合否の正式な発表ではありません。正式な合格発表は受験した月の翌月に行われ、公式サイトで確認します。その後、合格者には合格証書が送られます。発表日や証書の発送時期は公式サイトに案内が出るので、受験後も一度確認してください。
合格した後に目指すもの
ITパスポートは、情報処理技術者試験の入り口にあたる区分です。合格したら、次のどちらかに進むのが自然な流れです。
| 試験 | 方向性 | 内容の中心 |
|---|---|---|
| 基本情報技術者試験 | 技術を深める | アルゴリズム、プログラミング、システム開発 |
| 情報セキュリティマネジメント試験 | 守りを深める | 情報資産の保護、セキュリティ運用と管理 |
開発や運用の現場で手を動かす仕事に進みたいなら基本情報技術者試験です。ITパスポートで触れたアルゴリズムやネットワークが、実際に書いて動かすレベルまで踏み込みます。
一方、業務部門でシステムを使う立場から情報を守る役割に就きたいなら、情報セキュリティマネジメント試験が近い位置にあります。どちらもITパスポートの内容が土台になっているので、合格の記憶が新しいうちに次の申込みを済ませてしまうのが、いちばん失速しない進み方です。