情報セキュリティ​マネジメント試験 令和7年度 公開問題、全15問のうちの問10。

出典:令和7年度 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 公開問題 問10

システムの信頼性指標である RASIS の,安全性を除く四つに関する記述のうち,適切なものはどれか。

  1. アR の信頼性は,システムの MTBF によって表す。
  2. イA の可用性は,システムが稼働している時間の平均値によって表す。
  3. ウS の保守性は,システムの稼働率によって表す。
  4. エI の完全性は,システムの故障率によって表す。
答えと解説を開く

正解はアです。

RASIS は、信頼性 (Reliability)、可用性 (Availability)、保守性 (Serviceability)、完全性 (Integrity)、安全性 (Security) の頭文字です。信頼性は壊れにくさのことで、MTBF (平均故障間隔) が長いほど高くなります。可用性は使いたいときに使える度合いで稼働率で表し、保守性は直しやすさで MTTR (平均修復時間) で表します。アは信頼性の正しい説明です。正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イ可用性は、全体の時間のうち使える時間の割合である稼働率で表します。稼働している時間の平均値ではありません。
  • ウ保守性は、壊れたときの直しやすさで、MTTR で表します。稼働率は可用性の指標です。
  • エ完全性は、データが壊れたり食い違ったりせず、正しく保たれることです。故障率で表すものではありません。

仕組み

数値の指標は 3 つを組で覚えます。信頼性は MTBF、保守性は MTTR、可用性は稼働率 (MTBF ÷ (MTBF+MTTR)) です。

稼働率の式に MTBF と MTTR が両方入るのは、可用性が「壊れにくさ」と「直しやすさ」の両方で決まるからです。