問5 DNS キャッシュポイズニングの対策

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和7年度 公開問題、全15問のうちの問5。

出典:令和7年度 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 公開問題 問5

DNS キャッシュサーバでの DNS キャッシュポイズニング攻撃の対策はどれか。

  1. アDNS サービスの待ち受けポートを 5⁠3 番に固定する。
  2. イ外部の DNS クライアントからの再帰的問合せを受け付けない設定にする。
  3. ウ権威 DNS サーバへの問合せに使用するトランザクション ID を固定する。
  4. エ権威 DNS サーバへの非再帰的問合せを行う設定にする。
答えと解説を開く

正解はイです。

DNS キャッシュポイズニングは、キャッシュサーバが権威 DNS サーバに問い合わせている間に、攻撃者が偽の応答を先に送り込み、偽の情報をキャッシュに覚えさせる攻撃です。攻撃者は、狙ったタイミングで問合せを起こさせるために、キャッシュサーバに外から再帰的問合せを送ります。外部からの再帰的問合せを受け付けない設定にすれば、社外の攻撃者が問合せを起こせなくなり、攻撃の機会を減らせます。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア5⁠3 番は DNS の標準の待ち受けポートで、固定しても守りは強くなりません。対策として有効なのは、問合せの送信元ポートを毎回ランダムに変えることです。
  • ウトランザクション ID を固定すると、攻撃者が正しい ID を付けた偽の応答を作りやすくなり、逆に危険です。ID は毎回ランダムにします。
  • エキャッシュサーバが権威 DNS サーバに非再帰的問合せをするのは、もともとの普通の動きです。攻撃への対策にはなりません。

仕組み

偽の応答が受け入れられるには、送信元ポートとトランザクション ID が問合せと一致する必要があります。この 2 つを毎回ランダムにすると、攻撃者が当てにくくなります。

より根本的な対策として、応答に電子署名を付けて正しさを確かめる DNSSEC があります。

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