問7 ダウンロードの回線利用率

基本情報​技術者試験 令和7年度 公開問題 科目A、全20問のうちの問7。

出典:令和7年度 基本情報技術者試験 公開問題 科目A 問7

1G バイトの動画データを 4⁠0M ビット/秒の回線を使用してダウンロードしたところ,5 分掛かった。このときの回線利用率はおよそ何%か。ここで,ダウンロード時には動画データに 2⁠0%の制御情報が付加されるものとする。

  1. ア1⁠0
  2. イ5⁠3
  3. ウ6⁠7
  4. エ8⁠0
答えと解説を開く

正解はエです。

回線利用率は「実際に送ったデータ量 ÷ その時間に回線が運べる最大の量」です。まず実際に送った量を求めます。1G バイトは 8,0⁠0⁠0M ビットで、制御情報が 2⁠0% 付くので 8,0⁠0⁠0×1.2=9,6⁠0⁠0M ビットです。次に回線の最大の量です。4⁠0M ビット/秒で 5 分 (3⁠0⁠0 秒) なら、4⁠0×3⁠0⁠0=1⁠2,0⁠0⁠0M ビットを運べます。9,6⁠0⁠0÷1⁠2,0⁠0⁠0=0.8 なので、回線利用率は 8⁠0% です。正解はエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア1⁠0% は、バイトをビットに直さずに 1,2⁠0⁠0M を 1⁠2,0⁠0⁠0M で割った値です。1 バイトは 8 ビットです。
  • イ5⁠3% は、制御情報の 2⁠0% を足さずに引いてしまった値 (8,0⁠0⁠0×0.8=6,4⁠0⁠0M ビット) です。制御情報は送る量を増やします。
  • ウ6⁠7% は、制御情報を足さずに 8,0⁠0⁠0M ビットで計算した値です。実際には制御情報の分も回線を通ります。

仕組み

通信の計算は、先に単位をビットにそろえるのが基本です。データの大きさはバイト、回線の速さはビット/秒で書かれることが多く、ここで 8 倍の取り違えが起きやすくなります。

制御情報 (ヘッダなど) は、データに付いて一緒に回線を流れます。そのため送る量は元のデータより増えます。