問24 サービス可用性の計算

情報処理​安全確保​支援士 令和7年度 春期 午前II、全25問のうちの問24。

出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問24

サービス提供時間帯が毎日 6 時~2⁠0 時のシステムにおいて,ある月の停止時間,修復時間及びシステムメンテナンス時間は次のとおりであった。この月のサービス可用性は何%か。ここで,1 か月の稼働日数は 3⁠0 日であって,サービス可用性(%)は小数第 2 位を四捨五入するものとする。

〔停止時間,修復時間及びシステムメンテナンス時間〕

・システム障害によるサービス提供時間内の停止時間:7 時間

・システム障害への対処に要したサービス提供時間外の修復時間:3 時間

・サービス提供時間外のシステムメンテナンス時間:8 時間

  1. ア9⁠5.7
  2. イ9⁠7.6
  3. ウ9⁠8.3
  4. エ9⁠9.0
答えと解説を開く

正解はウです。

サービス可用性は、サービスを提供すると約束した時間のうち、実際に使えた時間の割合です。提供時間は毎日 6 時から 2⁠0 時の 1⁠4 時間で、3⁠0 日なので 1⁠4 × 3⁠0 = 4⁠2⁠0 時間です。このうち止まったのは、提供時間内の停止の 7 時間だけです。提供時間外の修復とメンテナンスは、利用者が使えない時間を生まないので数えません。(4⁠2⁠0 − 7) ÷ 4⁠2⁠0 = 0.9⁠8⁠3⁠3⁠3… なので、小数第 2 位を四捨五入して 9⁠8.3% となり、正解はウです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア停止 7 時間、修復 3 時間、メンテナンス 8 時間の 1⁠8 時間をすべて引いた値です。(4⁠2⁠0 − 1⁠8) ÷ 4⁠2⁠0 で 9⁠5.7% になりますが、提供時間外の 1⁠1 時間は引きません。
  • イ停止と修復を合わせた 1⁠0 時間を引いた値です。(4⁠2⁠0 − 1⁠0) ÷ 4⁠2⁠0 で 9⁠7.6% になりますが、修復は提供時間外なので引きません。
  • エ1 日を 2⁠4 時間で数えた値です。2⁠4 × 3⁠0 = 7⁠2⁠0 時間から (7⁠2⁠0 − 7) ÷ 7⁠2⁠0 で 9⁠9.0% になりますが、約束しているのは 1 日 1⁠4 時間です。

仕組み

サービス可用性は (提供予定時間 − 提供時間内に止まった時間) ÷ 提供予定時間 で求めます。分母は 2⁠4 時間ではなく、利用者に約束した時間です。

だから、メンテナンスを夜間などの提供時間外に寄せれば、数字には響きません。どこまでを提供時間とし、何を停止と数えるかは、サービスレベル合意 (SLA) で前もって決めておきます。