問6 デジタル証明書の使われ方

情報処理​安全確保​支援士 令和7年度 春期 午前II、全25問のうちの問6。

出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問6

デジタル証明書に関する記述のうち,適切なものはどれか。

  1. アS/MIME や TLS で利用するデジタル証明書の規格は,ITU-⁠T X.4⁠0⁠0 で標準化されている。
  2. イTLS において,デジタル証明書は,通信データの暗号化のための鍵交換や通信相手の認証に利用されている。
  3. ウ認証局が発行するデジタル証明書は,申請者の秘密鍵に対して認証局がデジタル署名したものである。
  4. エルート認証局は,下位の認証局の公開鍵にルート認証局の公開鍵でデジタル署名したデジタル証明書を発行する。
答えと解説を開く

正解はイです。

TLS では、サーバがデジタル証明書を送り、受け取った側は、その証明書が信頼できる認証局の署名付きかを確かめて、通信相手が本物かを確認します。また、暗号化の鍵を決める鍵交換のやり取りが本物のサーバから来たことを示すのにも、証明書の公開鍵が使われます。今の TLS 1.3 では、鍵そのものは使い捨ての鍵 (ECDHE など) で決め、証明書の鍵はそのやり取りへの署名に使います。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アデジタル証明書の規格は ITU-⁠T X.5⁠0⁠9 です。X.4⁠0⁠0 は、電子メールのようなメッセージ通信の規格です。
  • ウ認証局が署名するのは、申請者の公開鍵 (と持ち主の情報) です。秘密鍵は申請者だけが持ち、認証局にも渡しません。
  • エ署名は秘密鍵で付けます。ルート認証局は、下位の認証局の公開鍵に、自分の秘密鍵で署名した証明書を発行します。

仕組み

デジタル証明書は、公開鍵と「この鍵の持ち主はだれか」という情報をまとめ、認証局が秘密鍵で署名した物です。署名があるので、途中で鍵をすり替えられても気づけます。

ブラウザは、ルート認証局の公開鍵を初めから持っています。サーバの証明書から、下位の認証局、ルート認証局へと署名を順にたどって確かめ、最後まで信頼できればつなぎます。

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