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SSL/TLSとは?

最終更新:2026/08/18

3秒でわかる

ブラウザサーバーの通信を暗号化する仕組み。盗み見・改ざん・なりすましを防ぐために使い、HTTPS の末尾の s はこの TLS が入っている印です。

もう少し詳しく

どういうものか

SSL/TLS は、ネットワークを流れるデータを暗号化して相手に届けるためのプロトコルです。先に生まれた SSL に深刻な脆弱性が見つかり、後継として TLS が作られました。いま実際に動いているのは TLS 1.2 と TLS 1.3 で、SSL 3.0 以前は主要なブラウザとサーバーですでに無効化されています。それでも証明書を「SSL 証明書」と呼ぶ習慣が残っているため、両方を並べて SSL/TLS と書かれます。

HTTP の上に TLS をかぶせたものが HTTPS です。TLS は HTTP 専用ではなく、メール送信の SMTP、データベース接続、gRPC など、TCP の上で動く通信なら同じ仕組みを載せられます。

なぜ必要か

暗号化のない HTTP では、通信が通り抜ける Wi-Fi ルーターやプロバイダの機器から中身がそのまま読めます。ログインフォームに入力したパスワードも、カード番号も、平文のまま流れていきます。

TLS が守るものは三つあります。中身を読まれない暗号化、途中で書き換えられたら気づける改ざん検知、そして相手が名乗ったとおりのサーバーかを確かめるサーバー認証です。三つ目を担うのが証明書で、暗号化するだけなら証明書は要りません。偽サイトと安全に暗号化して会話しても意味がないので、認証と暗号化がセットになっています。

具体例

# 証明書の発行者・対象ドメイン・有効期限を確認する openssl s_client -connect example.com:443 -servername example.com </dev/null 2>/dev/null \ | openssl x509 -noout -issuer -subject -dates # 実際にネゴシエートされた TLS のバージョンを見る curl -sI https://example.com -o /dev/null -w '%{http_version}\n'

つまずきやすいところ

一番多い事故は証明書の期限切れです。無料の証明書は有効期間が短いので、自動更新の設定が止まっていないかを監視に入れておきます。

次に多いのが中間証明書の付け忘れです。ブラウザでは問題なく開けるのに、curl や Java のクライアントから叩くと検証エラーで落ちる、という形で出ます。ブラウザは過去に見た中間証明書を補完してくれるため、サーバーが証明書チェーンを送っていないことに気づきにくいのが厄介です。

もう一つ、開発中に自己署名証明書の警告を消したくて検証を無効にするコードを書き、そのまま本番へ持ち込むケースがあります。検証を切った時点で相手が本物かを確かめる工程が消えるため、暗号化していても中間者攻撃を素通しします。

似た用語との違い

用語何をするもの
SSL/TLS通信そのものを暗号化・認証するプロトコル
HTTPSHTTP を TLS の上で流したもの。TLS の使い道の一つ
SSHサーバーへリモートログインするための別プロトコル。暗号化はするが TLS は使わない
証明書ドメインの持ち主であることを第三者が保証する電子的な身分証


覚え方

鍵と身分証の二点セットだと覚えます。鍵で中身を隠すのが暗号化、身分証で相手を確かめるのが証明書です。

知識のつながり

サイドバーと同じ推奨ルート・関連語を、まとめて確認できます。

現在地SSL/TLSWeb

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