問4 NTP リフレクション攻撃

情報処理​安全確保​支援士 令和6年度 秋期 午前II、全25問のうちの問4。

出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問4

NTP リフレクション攻撃の特徴はどれか。

  1. ア攻撃対象である NTP サーバに高頻度で時刻を問い合わせる。
  2. イ攻撃対象である NTP サーバの時刻情報を書き換える。
  3. ウ送信元を偽って,NTP サーバに echo request を送信する。
  4. エ送信元を偽って,NTP サーバにレスポンスデータが大きくなるリクエストを送信する。
答えと解説を開く

正解はエです。

NTP リフレクション攻撃は、送信元を標的の IP アドレスに偽り、NTP サーバに、短い要求で大きな応答が返る問い合わせ (例えば monlist という管理用の命令) を送る攻撃です。NTP サーバの大きな応答が標的に集まり、標的の回線があふれます。攻撃を受けるのは NTP サーバではなく、応答を浴びせられる標的です。正解はエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アNTP サーバそのものに問い合わせを浴びせるのは、NTP サーバへの直接のサービス妨害です。応答を第三者へ反射させるリフレクション攻撃ではありません。
  • イ時刻の情報を書き換えるのは改ざんで、リフレクション攻撃ではありません。
  • ウecho request は ICMP の命令 (ping) で、NTP サーバに送っても NTP の大きな応答は返りません。送信元を偽った echo request をブロードキャストに送るのは Smurf 攻撃です。

仕組み

NTP は UDP を使い、接続の手順なしに返事をします。そのため、送信元を偽った要求でも応答が偽りの宛先へ返ってしまいます。要求に比べて応答が何百倍にもなる命令があると、少ない送信で大きな攻撃になります。

NTP サーバを持つ側は monlist のような命令を止め、ネットワークを持つ側は送信元を偽ったパケットを外へ出さないようにします。

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