問85 誤り率の低下と学習回数

ITパスポート 令和7年度 公開問題、全100問のうちの問85。

出典:令和7年度 ITパスポート試験 公開問題 問85

問題を解いて解答群の中から正解を選ぶ,ある AI システムがある。このシステムは,1回の学習の過程を経るごとに,学習の過程の前後の比較において,誤り率が5%低下する(前回の誤り率の9⁠5%になる)。現在の正解率が3⁠0%であるとき,正解率が3⁠5%を超えるためには,少なくともあと何回の学習の過程が必要か。

  1. ア1
  2. イ2
  3. ウ3
  4. エ4
答えと解説を開く

正解はイです。

まず、正解率と誤り率は足すと 1⁠0⁠0% になります。現在の正解率は 3⁠0% なので、誤り率は 7⁠0% です。正解率が 3⁠5% を超えるには、誤り率が 6⁠5% より小さくなればよいです。1 回学習すると、誤り率は前回の 9⁠5% になります。1 回目は 7⁠0×0.9⁠5=6⁠6.5% です。まだ 6⁠5% より大きいので、正解率は 3⁠3.5% で足りません。2 回目は 6⁠6.5×0.9⁠5=6⁠3.1⁠7⁠5% です。6⁠5% より小さくなったので、正解率は 3⁠6.8⁠2⁠5% となり 3⁠5% を超えます。だから正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア1 回では誤り率が 6⁠6.5% で、正解率は 3⁠3.5% にとどまります。3⁠5% を超えないので足りません。
  • ウ3 回でも 3⁠5% は超えますが、2 回目ですでに超えています。問われているのは「少なくとも」何回か、つまり最小の回数です。
  • エ4 回でも 3⁠5% は超えますが、最小の回数ではありません。2 回で条件を満たします。

仕組み

「誤り率が 5% 低下」を「誤り率から 5 ポイント引く」と読むと、7⁠0→6⁠5 で正解率がちょうど 3⁠5% になり、超えるかどうかで迷います。この問はかっこ書きのとおり「前回の 9⁠5% になる」掛け算です。

割合の問は、問われている値 (正解率) を、計算しやすい値 (誤り率) に置き換えると見通しがよくなります。

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