問54 AI 導入後の時間の短縮率

ITパスポート 令和7年度 公開問題、全100問のうちの問54。

出典:令和7年度 ITパスポート試験 公開問題 問54(表は原本の画像を文字に書き起こし、狭い画面で読めるよう 2 列に組み直した)

あるコールセンターでは,顧客からの電話による問合せに対応するオペレーターを支援するシステムに,顧客とオペレーターの会話の音声を認識し,顧客の問合せに対する回答の候補をオペレーターの PC の画面に表示する AI を導入した。1日の対応件数は1,0⁠0⁠0件であり,問合せ内容によって二つのグループ A,B に分けた。AI 導入前後の各グループの対応件数,対応時間が表のとおりであるとき,AI 導入後に,1,0⁠0⁠0件の問合せに対応する時間は何%短縮できたか。

AI 導入前後のグループ別の対応件数と対応時間
グループと時期対応件数と対応時間
グループA AI 導入前8⁠0⁠0件,全体の6⁠0%
グループA AI 導入後8⁠0⁠0件,AI 導入前と比べて5⁠0%短縮
グループB AI 導入前2⁠0⁠0件,全体の4⁠0%
グループB AI 導入後2⁠0⁠0件,AI 導入前と同じ時間
  1. ア3⁠0
  2. イ4⁠0
  3. ウ5⁠0
  4. エ6⁠0
答えと解説を開く

正解はアです。

1,0⁠0⁠0 件に対応する時間の合計を、AI の導入前は 1⁠0⁠0% と考えます。表から、グループ A の 8⁠0⁠0 件が全体の 6⁠0%、グループ B の 2⁠0⁠0 件が全体の 4⁠0% を使っています。導入後、A の時間は 5⁠0% 短くなるので、6⁠0%×(1−0.5)=3⁠0% になります。B は変わらないので 4⁠0% のままです。導入後の合計は 3⁠0%+4⁠0%=7⁠0% です。1⁠0⁠0%−7⁠0%=3⁠0% なので、全体で 3⁠0% 短くなりました。だから正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イ4⁠0% は、B の時間の割合です。短くなったのは A の分だけで、その量は 6⁠0% の半分の 3⁠0% です。
  • ウ5⁠0% は、A の時間が短くなった割合です。B は短くなっていないので、全体では 5⁠0% より小さくなります。
  • エ6⁠0% は、A が全体の時間に占める割合です。A が全部なくなったわけではないので、全体の短縮は 6⁠0% になりません。

仕組み

割合の問題では、全体を 1⁠0⁠0 と置くと計算しやすくなります。件数ではなく、時間の割合で計算する点に注意します。

全体の短縮率は、グループごとの時間の割合に、そのグループの短縮率を掛けて足します。ここでは 6⁠0×0.5+4⁠0×0=3⁠0 です。

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