問80 労働施策総合推進法

応用情報​技術者試験 令和7年度 秋期 午前、全80問のうちの問80。

出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問80

労働施策総合推進法に関する記述として,適切なものはどれか。

  1. アいわゆるパワーハラスメントに関し,労働者の相談に応ずることや適切に対応する体制を整備することなどを事業主に義務付けている。
  2. イ大学生や高校生が適職を選択して,適切な就職活動を行うために,教育機関が関与すべきインターンシップの理念・原則を定めている。
  3. ウ都道府県ごとに時給という形式で金額が決められている最低賃金を労働施策の基礎として位置付け,それを決定する手順を定めている。
  4. エ労働組合と使用者との団体交渉が労働条件改善の基本的な方策であると示し,労働組合活動を総合的に推進することを義務付けている。
答えと解説を開く

正解はアです。

労働施策総合推進法は、働く人が力を発揮できるよう、国の労働の施策の基本を定めた法律です。2⁠0⁠1⁠9 年の改正で、職場のパワーハラスメントを防ぐための措置が事業主の義務になり、2⁠0⁠2⁠2 年 4 月からは中小企業にも当てはまるようになりました。相談の窓口を設けて適切に対応する体制を整えることなどが求められるので、パワハラ防止法と呼ばれることもあります。この内容を述べたアが正解です。

ほかの選択肢が違う理由

  • イインターンシップの考え方や進め方は、文部科学省、厚生労働省、経済産業省がまとめた考え方 (いわゆる三省合意) などで示されている物で、この法律が定める内容ではありません。
  • ウ最低賃金の決め方を定めているのは、最低賃金法です。
  • エ労働組合や団体交渉について定めているのは、労働組合法です。労働組合活動の推進を義務付ける法律ではありません。

仕組み

パワーハラスメントは、職場での優位な関係を背景に、仕事に必要な範囲を超えた言動で、働く人の環境を害することと定義されています。

IT の現場でも、プロジェクトの締切が迫るときなどに起きやすいので、相談できる窓口を知っておくことが大切です。