問3 ROC 曲線の偽陽性率

応用情報​技術者試験 令和7年度 秋期 午前、全80問のうちの問3。

出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問3

AI における機械学習において,2 クラス分類モデルの評価方法の一つである ROC 曲線で用いられる偽陽性率の説明として,最も適切なものはどれか。ここで,分類されるデータには正しいものと間違っているものが含まれるものとする。

  1. ア“間違い”と予測したデータのうち,実際は“正しい”データの割合
  2. イ実際に“間違い”であるデータに対し,誤って“正しい”と予測したデータの割合
  3. ウ実際に“間違い”であるデータに対し,正しく“間違い”と予測したデータの割合
  4. エ全データのうち,実際に正しく予測できなかったデータの割合
答えと解説を開く

正解はイです。

2 クラス分類では、“正しい”を陽性、“間違い”を陰性と考えます。偽陽性は「本当は陰性なのに、陽性と判定してしまった」物です。偽陽性率は、実際に陰性のデータ全体を分母にして、そのうち誤って陽性と判定した数の割合を出します。式で書くと 偽陽性 ÷ (偽陽性 + 真陰性) です。この説明に合うのはイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア分母が「間違いと予測したデータ」になっています。偽陽性率の分母は、予測ではなく実際に間違いであるデータです。
  • ウ実際に間違いのデータを正しく間違いと判定した割合は、特異度 (真陰性率) です。1 から特異度を引いた値が偽陽性率です。
  • エ全データのうち予測を外した割合は、誤り率です。陽性と陰性を分けて見る偽陽性率とは違います。

仕組み

ROC 曲線は、判定の境目 (しきい値) を少しずつ動かしながら、横軸に偽陽性率、縦軸に真陽性率をとって描く線です。

左上に張り出すほど、誤って陽性と言う割合を低く抑えたまま、本当の陽性を多く拾えている良いモデルです。曲線の下の面積 (AUC) が 1 に近いほど良いと読みます。

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