情報処理​安全確保​支援士 令和7年度 春期 午前II、全25問のうちの問17。

出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問17

ISP が,OP2⁠5B を導入する目的の一つはどれか。

  1. アISP 管理外のネットワークに対する ISP 管理下のネットワークからの ICMP パケットによる DDoS 攻撃を遮断する。
  2. イISP 管理外のネットワークに向けて ISP 管理下のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
  3. ウISP 管理下のネットワークに対する ISP 管理外のネットワークからの ICMP パケットによる DDoS 攻撃を遮断する。
  4. エISP 管理下のネットワークに向けて ISP 管理外のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
答えと解説を開く

正解はイです。

OP2⁠5B (Outbound Port 2⁠5 Blocking) は、ISP が、自分の管理するネットワークの利用者の PC から、外のメールサーバの 2⁠5 番ポートへ直接つなぐ通信を止める仕組みです。ボットに感染した PC が、ISP のメールサーバを通さずにスパムメールを直接ばらまくのを防げます。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アOP2⁠5B が止めるのは、メールの送信に使う 2⁠5 番ポート (SMTP) への通信です。ICMP パケットの DDoS 攻撃を止める仕組みではありません。
  • ウ外から内へ来る ICMP の攻撃を止める仕組みではありません。OP2⁠5B は内から外への、メールの送信を止めます。
  • エ向きが逆です。外から届く迷惑メールを減らすのは受け取る側の対策で、OP2⁠5B は自分の利用者から外へ出ていくメールを止めます。

仕組み

OP2⁠5B を入れると、利用者は外のメールサーバへ 2⁠5 番ポートで直接は送れなくなります。正規のメールは、ISP のメールサーバを通すか、送信専用のポート (5⁠8⁠7 番など) に SMTP-⁠AUTH で認証してから送ります。

こうして利用者のメールを、ISP のメールサーバや、認証を求める送信用のポートに集めれば、感染した PC が直接ばらまくスパムを ISP の出口で抑えられます。

この問に出る言葉