問10 JIS Q 27000 の用語

情報処理​安全確保​支援士 令和7年度 春期 午前II、全25問のうちの問10。

出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問10(ふりがなを省いた)

JIS Q 2⁠7⁠0⁠0⁠0:2⁠0⁠1⁠9(情報セキュリティ​マネジメントシステム-用語)の用語に関する記述のうち,適切なものはどれか。

  1. ア脅威とは,一つ以上の要因によって付け込まれる可能性がある,資産又は管理策の弱点のことである。
  2. イ脆弱性とは,システム又は組織に損害を与える可能性がある,望ましくないインシデントの潜在的な原因のことである。
  3. ウリスク対応とは,リスクの大きさが,受容可能か又は許容可能かを決定するために,リスク分析の結果をリスク基準と比較するプロセスのことである。
  4. エリスク特定とは,リスクを発見,認識及び記述するプロセスのことであり,リスク源,事象,それらの原因及び起こり得る結果の特定が含まれる。
答えと解説を開く

正解はエです。

JIS Q 2⁠7⁠0⁠0⁠0 では、リスク特定を「リスクを発見、認識及び記述するプロセス」と定め、リスク源、事象、それらの原因と起こりうる結果を特定することを含むとしています。エはこの定義のとおりなので、正解はエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アこれは脆弱性の定義です。付け込まれる弱点が脆弱性で、脅威はその弱点に付け込んで損害を起こしうる物の側です。
  • イこれは脅威の定義です。アとイは、脅威と脆弱性の説明を入れ替えてあります。
  • ウこれはリスク評価の定義です。リスク対応は、評価のあとで、リスクを変えるための手を決めて実行するプロセスです。

仕組み

リスクアセスメントは、リスク特定、リスク分析、リスク評価の 3 段で進みます。見つけ、大きさを見積もり、基準と比べて対応が要るかを決める、の順です。

そのあとのリスク対応では、リスクを減らす (低減)、やめる (回避)、保険や委託で他と分け合う (移転)、受け入れる (保有) の中から選びます。