問2 SAML 認証の特徴

情報処理​安全確保​支援士 令和7年度 春期 午前II、全25問のうちの問2。

出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問2

シングルサインオンの実装方式の一つである SAML 認証の特徴として,適切なものはどれか。

  1. アIdP(Identity Provider)が利用者認証を行い,認証成功後に発行されるアサーションを SP(Service Provider)が検証し,問題がなければクライアントは SP にアクセスできるようになる。
  2. イWeb サーバに導入されたエージェントが認証サーバと連携して利用者認証を行い,クライアントは認証成功後に発行される cookie を使用して SP にアクセスできるようになる。
  3. ウ認証サーバは Kerberos プロトコルを使って利用者認証を行い,クライアントは認証成功後に発行されるチケットを使用して SP にアクセスできるようになる。
  4. エリバースプロキシで利用者認証が行われ,クライアントは認証成功後にリバースプロキシ経由で SP にアクセスできるようになる。
答えと解説を開く

正解はアです。

SAML では、利用者の認証を IdP がまとめて受け持ちます。認証に成功すると、IdP は「この人は確かに認証された」という証明 (アサーション) を、署名を付けて発行します。ブラウザを通じてそれを受け取った SP は、署名や有効期限を検証し、問題がなければ利用を許します。正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イWeb サーバに入れたエージェントが認証サーバと連携し、cookie で認証済みかを見分けるのは、エージェント方式の説明です。
  • ウ認証サーバがチケットを発行し、そのチケットでサービスを使うのは、Kerberos 方式の説明です。
  • エすべての通信をリバースプロキシで受けて認証してから後ろのサーバへ渡すのは、リバースプロキシ方式の説明です。

仕組み

SAML では、SP は利用者のパスワードを預かりません。SP が信じるのは IdP の署名です。IdP の秘密鍵で付けた署名を、SP は前もって受け取った IdP の公開鍵で確かめます。

だから、つなぐサービスが増えても、パスワードを置く場所は IdP の 1 か所だけです。その代わり、IdP が止まったり乗っ取られたりすると、つないだすべてのサービスに響きます。

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