問18 IP でくるむ VPN

情報処理​安全確保​支援士 令和6年度 秋期 午前II、全25問のうちの問18。

出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問18

ネットワーク層のパケットを対象として IP パケットでカプセル化し,トンネリングを行えるプロトコルはどれか。

  1. アIPsec
  2. イL2TP
  3. ウPPTP
  4. エRSTP
答えと解説を開く

正解はアです。

IPsec は、ネットワーク層 (第 3 層) で IP パケットを守る仕組みです。トンネルモードでは、元の IP パケットを丸ごと、新しい IP ヘッダーを付けた IP パケットの中に入れて (カプセル化して) 送ります。ESP で暗号化を有効にすれば、包んだ中身も隠せます。ネットワーク層のパケットを IP パケットでカプセル化してトンネルを作れるので、正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イL2TP は、データリンク層 (第 2 層) のフレーム (PPP) をトンネルで運ぶプロトコルです。暗号化の機能は持たず、IPsec と組み合わせて使います。
  • ウPPTP も、PPP のフレーム (第 2 層) を運ぶトンネリングのプロトコルです。ネットワーク層のパケットを対象とする物ではありません。
  • エRSTP は、スパニングツリープロトコルの切り替えを速くした物で、トンネリングのプロトコルではありません。

仕組み

IPsec には 2 つの形があります。トランスポートモードは、元の IP ヘッダーを残して中身を守ります。トンネルモードは、元のパケットを丸ごと包むので、ESP で暗号化すれば元の宛先も隠せます。改ざんの検知だけを行い、暗号化はしない AH という方式もあります。

拠点と拠点をインターネット越しにつなぐ VPN では、両端の機器がトンネルモードで包んで送り、受け取った側で開いて社内へ流します。

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