問17 IEEE 802.1X の役割分担

情報処理​安全確保​支援士 令和6年度 秋期 午前II、全25問のうちの問17。

出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問17

利用者認証情報を管理するサーバ 1 台と複数のアクセスポイントで構成された無線 LAN 環境を実現したい。PC が無線 LAN 環境に接続するときの利用者認証とアクセス制御に,IEEE 8⁠0⁠2.1X と RADIUS を利用する場合の標準的な方法はどれか。

  1. アPC には IEEE 8⁠0⁠2.1X のサプリカントを実装し,かつ,RADIUS クライアントの機能をもたせる。
  2. イアクセスポイントには IEEE 8⁠0⁠2.1X のオーセンティケータを実装し,かつ,RADIUS クライアントの機能をもたせる。
  3. ウアクセスポイントには IEEE 8⁠0⁠2.1X のサプリカントを実装し,かつ,RADIUS サーバの機能をもたせる。
  4. エサーバには IEEE 8⁠0⁠2.1X のオーセンティケータを実装し,かつ,RADIUS サーバの機能をもたせる。
答えと解説を開く

正解はイです。

IEEE 8⁠0⁠2.1X には 3 つの役があります。認証を受ける PC の側のサプリカント、入口で通すか止めるかを決めるオーセンティケータ、利用者の情報を持って認証を行う認証サーバです。無線 LAN では、アクセスポイントがオーセンティケータになり、PC から受け取った認証のやり取りを RADIUS で認証サーバへ中継するので、RADIUS クライアントの役も持ちます。サーバは RADIUS サーバ (認証サーバ) になります。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アPC はサプリカントですが、RADIUS クライアントではありません。RADIUS で認証サーバと話すのは、アクセスポイントです。
  • ウアクセスポイントはサプリカントではなくオーセンティケータで、RADIUS サーバでもありません。
  • エサーバは RADIUS サーバ (認証サーバ) の役で、オーセンティケータではありません。オーセンティケータは入口の機器、ここではアクセスポイントです。

仕組み

認証に通るまで、アクセスポイントは認証のためのやり取り (EAP) 以外の通信を通しません。認証サーバが「この人は通してよい」と答えて、初めてネットワークが使えるようになります。

利用者の情報はサーバの 1 か所で管理するので、アクセスポイントが何台あっても、追加や削除はサーバの側だけで済みます。証明書で認証する EAP-⁠TLS を使えば、パスワードを使わずに済みます。

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