情報処理​安全確保​支援士 令和6年度 秋期 午前II、全25問のうちの問15。

出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問15

DTLS の特徴はどれか。

  1. アIP パケットの暗号化を可能としている。
  2. イPPP で接続する際のチャレンジレスポンス認証機能をイーサネット上の通信に提供している。
  3. ウTCP のペイロードデータの暗号強度を TLS よりも強化している。
  4. エUDP のペイロードデータの暗号化を可能としている。
答えと解説を開く

正解はエです。

DTLS (Datagram Transport Layer Security) は、TLS の仕組みを UDP の上で使えるようにしたプロトコルです。TLS は、TCP の上でデータが順番どおりに届くことを前提にしていますが、DTLS は、届かないことや順番が入れ替わることがある UDP の性質に合わせて手直しされています。これで UDP のペイロードデータを暗号化できるので、正解はエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アIP パケットを暗号化するのは IPsec です。DTLS は、その上の UDP で運ぶデータを守ります。
  • イPPP で使われていた認証の仕組みをイーサネットなどの LAN に持ち込んだのは、IEEE 8⁠0⁠2.1X (EAPOL) です。DTLS の特徴ではありません。
  • ウDTLS は TCP ではなく UDP のためのプロトコルです。暗号の強さを TLS より強めた物でもありません。

仕組み

音声通話やビデオ会議のように、少し欠けても遅れないことが大事な通信は、UDP で送ります。ブラウザのビデオ通話 (WebRTC) は、DTLS で鍵を決めて通信を守っています。

同じく UDP の上で動く新しいプロトコルの QUIC は、TLS 1.3 の仕組みを自分の中に組み込んでいます。HTTP/3 は、この QUIC の上で動きます。

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