情報処理​安全確保​支援士 令和6年度 秋期 午前II、全25問のうちの問10。

出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問10

電子メールの受信者側のメールサーバでの送信ドメイン認証が失敗したときの処理方針を,送信側のドメイン管理者が指定するための仕組みはどれか。

  1. アDKIM
  2. イDMARC
  3. ウSMTP-⁠AUTH
  4. エSPF
答えと解説を開く

正解はイです。

DMARC は、SPF と DKIM による送信ドメイン認証の結果をもとに、合格しなかったメールを受信側でどう扱うかを、送信側のドメインの管理者が DNS に書いて示す仕組みです。扱いは、特に処置を求めない (none)、迷惑メールとして隔離する (quarantine)、受け取らない (reject) から選びます。結果の報告を送信側へ返してもらうこともできます。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アDKIM は、送信側がメールに電子署名を付け、受信側が DNS に置いた公開鍵で確かめる認証の仕組みです。失敗したときの扱いは決めません。
  • ウSMTP-⁠AUTH は、送る人がメールサーバへメールを出すときに、ID とパスワードなどで利用者を認証する仕組みです。
  • エSPF は、そのドメインのメールを送ってよいサーバの IP アドレスを DNS に登録し、受信側が照らし合わせる仕組みです。失敗したときの扱いは決めません。

仕組み

DMARC は、SPF か DKIM のどちらかが、メールの見た目の差出人 (From) のドメインと一致する形で成功すれば、合格とします。差出人のドメインとの一致まで見るので、差出人をなりすましたメールを見分けやすくなります。

2⁠0⁠2⁠4 年からは大手のメールサービスが、大量にメールを送る送信者に DMARC の設定を求めるようになりました。まず none で報告を集め、問題がないのを確かめてから厳しくするのがふつうの進め方です。

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