問44 自動割当てツールで減った時間の割合

ITパスポート 令和8年度 公開問題、全100問のうちの問44。

出典:令和8年度 ITパスポート試験 公開問題 問44(表は原本の画像を文字に書き起こし、列を組み直した)

あるサービスデスクでは,電子メールによる問合せに対応しており,受付担当者がメールの内容を確認し,回答担当者の割当てをしていた。このたび,割当て業務の効率化を目的に,自動割当てツールを導入した。自動割当てツールは,メールの内容を基に自動で回答担当者の割当てを行うが,割当てができないことや割当てミスをすることがあり,それらについては,人手で対応している。導入前及び導入半年後の状況が次のとき,割当ての時間はサービスデスク全体で何%削減できたか。ここで,割当ての時間の削減率(%)は小数第1位を四捨五入するものとする。

時期項目割合割当ての時間
導入前問合せ件数 1,0⁠0⁠0 件/日2 分/件
導入半年後問合せ件数 1,0⁠0⁠0 件/日
導入半年後自動割当てができた割合9⁠0%0 分/件
導入半年後うち,割当てミスの割合5%4 分/件
導入半年後自動割当てができなかった割合1⁠0%2 分/件
  1. ア8⁠0
  2. イ8⁠1
  3. ウ8⁠5
  4. エ8⁠6
答えと解説を開く

正解はイです。

まず導入前の 1 日の割当ての時間は、1,0⁠0⁠0 件×2 分=2,0⁠0⁠0 分です。導入後は、1,0⁠0⁠0 件のうち 9⁠0% の 9⁠0⁠0 件が自動で割り当てられます。そのうち 5% の 4⁠5 件は割当てミスで、直すのに 1 件 4 分かかるので 1⁠8⁠0 分です。正しく自動で割り当てられた 8⁠5⁠5 件は 0 分です。自動で割り当てられなかった 1⁠0% の 1⁠0⁠0 件は人手で 1 件 2 分かかるので 2⁠0⁠0 分です。合わせて 3⁠8⁠0 分なので、減った時間は 2,0⁠0⁠0−3⁠8⁠0=1,6⁠2⁠0 分、割合は 1,6⁠2⁠0÷2,0⁠0⁠0=0.8⁠1 で 8⁠1% です。だから正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア8⁠0% は、割当てミスを全体の 5% (5⁠0 件) として計算した時の値です。表の「うち」は、自動で割り当てられた 9⁠0⁠0 件のうちの 5% という意味なので、ミスは 4⁠5 件です。
  • ウ8⁠5% は、割当てミスの直しにかかる時間を数えずに、割り当てられなかった 1⁠0⁠0 件の分だけ数えると近い値になります。ミスの 4⁠5 件×4 分も足す必要があります。
  • エ8⁠6% は、割当てミスの時間を少なく見積もった値です。ミスの直しは 1 件 4 分かかるので、4⁠5 件で 1⁠8⁠0 分になります。

仕組み

割合の問題は、件数に直してから時間を掛けると間違えにくくなります。「うち」と書かれた割合は、その上の行の件数に掛けます。

削減率は (前−後)÷前 で求めます。後÷前 で出した 1⁠9% を答えにしないよう気をつけます。