問3 マクシミン戦略で選んだ時の利益

ITパスポート 令和8年度 公開問題、全100問のうちの問3。

出典:令和8年度 ITパスポート試験 公開問題 問3(表は原本の画像を文字に書き起こし、狭い画面で読めるよう 2 列に組み直した)

投資会社であるA社が,それぞれの投資戦略を採る場合の利益は,表のように予想される。A社がマクシミン戦略を採り,かつ,市況が好転した場合の利益はどれか。マクシミン戦略とは,戦略ごとに予想される利益の最小値が最も大きくなるように戦略を採用する理論である。

投資戦略と市況利益
投資戦略 a,市況が好転2⁠0
投資戦略 a,市況が悪化−1⁠5
投資戦略 b,市況が好転5
投資戦略 b,市況が悪化0
  1. ア−1⁠5
  2. イ0
  3. ウ5
  4. エ2⁠0
答えと解説を開く

正解はウです。

マクシミン戦略は、それぞれの戦略で「いちばん悪い結果」を比べ、その中でいちばんましな物を選ぶ考え方です。投資戦略 a の最小の利益は −1⁠5、投資戦略 b の最小の利益は 0 です。0 のほうが大きいので、A社は投資戦略 b を選びます。b を選んで市況が好転した時の利益は表から 5 です。だから正解はウです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア−1⁠5 は投資戦略 a で市況が悪化した時の利益です。マクシミン戦略では a を選ばないうえ、問われているのは好転した時です。
  • イ0 は投資戦略 b の最小の利益で、b を選ぶ理由になる数です。ただし問われているのは、市況が好転した時の利益です。
  • エ2⁠0 は投資戦略 a で市況が好転した時の利益です。いちばん良い結果で選ぶのはマクシマックス戦略の考え方です。

仕組み

似た名前の考え方が 2 つあります。マクシミンは「最悪でもこれだけは取れる」を重く見る慎重な選び方、マクシマックスは「うまくいけば最大」を重く見る強気な選び方です。

解く順は、戦略ごとに最小を拾う、その中で最大の戦略を選ぶ、問われた状況の値を読む、の 3 つです。