問70 市場浸透戦略の例

応用情報​技術者試験 令和7年度 秋期 午前、全80問のうちの問70。

出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問70(図は原本の画像を表に書き起こした)

図のアンゾフの成長マトリクスのうち,市場浸透戦略の例として,適切なものはどれか。

図 アンゾフの成長マトリクス
市場 \ 製品既存新規
既存市場浸透戦略新製品開発戦略
新規新市場開拓戦略多角化戦略

表は横に送ると続きが見えます。

  1. アある商品が高いシェアを確保したため,最近の技術開発の成果を取り入れた上位機種を,既存のユーザー向けに販売する。
  2. イある地域において特別価格で販売することで,商品の知名度を上げ,その地域の多くの住民に販売する。
  3. ウある地方で長年販売してきた商品を,今年から他の地方でも販売する。
  4. エ販売実績がないある国の商習慣に合う製品を一から開発し,その国で販売する。
答えと解説を開く

正解はイです。

アンゾフの成長マトリクスは、市場と製品をそれぞれ既存と新規に分け、成長の方向を 4 つに整理した図です。市場浸透戦略は、既存の市場に既存の製品を売る組合せで、値下げや宣伝で、今のお客さんにもっと買ってもらったり、同じ市場の中で買う人を増やしたりします。イは、すでに売っている地域で、すでにある商品を特別価格で売り、その地域の多くの人に広げる例なので、市場浸透戦略です。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア今のお客さんに向けて、技術を取り入れた新しい上位機種を売るので、既存の市場に新規の製品を出す新製品開発戦略です。
  • ウ今の商品を、まだ売っていなかった地方で売るので、新規の市場に既存の製品を出す新市場開拓戦略です。
  • エ売ったことのない国に、一から作った製品を出すので、新規の市場に新規の製品を出す多角化戦略です。

仕組み

4 つの中では、市場浸透戦略がいちばん失敗しにくく、多角化戦略がいちばん失敗しやすいと言われます。知らない市場と知らない製品が重なるほど、読めない要素が増えるためです。

どの区画の話かは、「売る相手は今と同じか」と「売る物は今と同じか」の 2 つを問えば決まります。