問59 監査人のフォローアップ

応用情報​技術者試験 令和7年度 秋期 午前、全80問のうちの問59。

出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59

システム監査報告書の改善提案に対し,システム監査人が行うフォローアップとして,適切なものはどれか。

  1. ア改善提案に対する改善の実施を監査対象部門の長に指示する。
  2. イ改善提案に対する監査対象部門の改善実施プロジェクトの管理を行う。
  3. ウ改善提案に対する監査対象部門の改善状況をモニタリングする。
  4. エ改善提案の内容を監査対象部門に示した上で改善計画を策定する。
答えと解説を開く

正解はウです。

システム監査人は、監査の対象から独立した立場で評価する役目です。改善の計画を作ったり、実行を指示したり、管理したりするのは、監査を受けた部門 (と、その上に立つ経営者) の仕事です。監査人が自分で改善にかかわると、次の監査で自分の仕事を自分で評価することになり、独立性が失われます。そこでフォローアップでは、提案した改善がきちんと進んでいるかを見守り (モニタリング)、確かめます。ウが正解です。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア改善の実施を指示するのは、監査を依頼した経営者などの権限です。監査人には部門に指示する権限はありません。
  • イ改善のプロジェクトを管理するのは、監査を受けた部門の仕事です。監査人が管理すると独立性が損なわれます。
  • エ改善の計画を作るのも、監査を受けた部門の仕事です。監査人は計画の作り手ではありません。

仕組み

監査人は「評価する人」、改善するのは「評価される人」と役割を分けておくことが、監査の公平さを支えます。

フォローアップの結果、改善が進んでいなければ、監査人はその状況を経営者などに報告します。