問39 CRL に載るもの

応用情報​技術者試験 令和7年度 秋期 午前、全80問のうちの問39。

出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問39

CRL に関する記述のうち,適切なものはどれか。

  1. アRFC 5⁠2⁠8⁠0 では,認証局は,発行したデジタル証明書のうち失効したものについては,シリアル番号を失効後 1 年間 CRL に記載するよう義務付けている。
  2. イWeb サイトの利用者の Web ブラウザは,その Web サイトにサーバ証明書を発行した認証局の公開鍵が Web ブラウザに組み込まれていれば,CRL を参照しなくてもよい。
  3. ウ認証局は,発行した全てのデジタル証明書の有効期限を CRL に記載する。
  4. エ認証局は,有効期限内のデジタル証明書が失効されたとき,そのシリアル番号を CRL に記載する。
答えと解説を開く

正解はエです。

デジタル証明書は、秘密鍵が漏れた、記載の内容が変わった、などの理由で、有効期限の前に無効にすることがあります。これを失効と言います。認証局は、失効させた証明書のシリアル番号と失効の日時などを CRL に載せて公開し、証明書を使う側は CRL を見て、相手の証明書が失効していないかを確かめます。この説明に合うのはエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アRFC 5⁠2⁠8⁠0 は、失効した証明書を少なくとも有効期限が切れるまでは CRL に載せ続けることを求めています。「失効後 1 年間」と決めているわけではありません。
  • イ認証局の公開鍵がブラウザに入っていれば、証明書が本物の認証局から出たことは確かめられます。しかし失効しているかどうかは別の話で、CRL などで確かめる必要があります。
  • ウCRL に載せるのは、失効させた証明書だけです。発行した全部の証明書の有効期限を並べる物ではありません。

仕組み

証明書の確かめは、本物の認証局が署名したか、有効期限の中か、失効していないか、の 3 点を見ます。CRL は 3 つ目を確かめるための物です。

CRL は大きくなりがちなので、1 枚の証明書の状態だけを問い合わせる OCSP という仕組みもよく使われます。

この問に出る言葉