基本情報技術者(FE)対策

受験と次のステップ

申し込みを先に済ませる

学習が仕上がってから申し込もうと考えると、たいてい先延ばしになります。基本情報技術者試験はCBT方式で、会場と日時を自分で選んで予約する形です。試験日が決まっていないと、逆算した計画も立ちません。模試を1本解いた時点で、日付を押さえてしまうほうが結果的に早く合格します。

流れは、まず受験者用のアカウントを作り、受験手数料を支払い、会場と日時を選んで予約する、という順です。人気のある会場と週末の枠は先に埋まります。平日の午前など、空いている枠のほうが会場も静かです。都合が悪くなった場合は、期限内であれば変更や取り消しができますが、締切と手数料の扱いは申し込み時の案内で必ず確かめてください。

当日の流れ

当日は、本人確認書類を持って会場へ行きます。会場では筆記用具やスマートフォンを含む私物をロッカーに預け、その場で配られるメモ用紙とペンだけを持って席に着きます。使い慣れた紙を持ち込むことはできません。

このメモ用紙が、科目Bのトレース表を書く紙になります。本コースでずっと変数表を書いてきたのは、この紙の上で同じことができるようにするためです。試験が始まったら、最初の1問目を解く前に、変数名を並べる表の枠を書く癖をつけておくと手が止まりません。

科目Aを90分、短い休憩をはさんで科目Bを100分の順で解きます。合否の判定に使われる正式な結果は後日発表ですが、終了直後に画面でスコアの目安を確認できます。

合格したあとに何が変わるか

合格すると、まず社内での評価や資格手当のような、目に見える形での扱いが変わることがあります。ただ、本当に効いてくるのはそこではありません。

この試験の勉強で身につくのは、初めて見るコードを最後まで自分の手で追い切る力です。この力は、実務でエラーの原因を特定するときにそのまま使えます。他人が書いたコードを読んで、変数がどう変わっていくかを追えるかどうかは、現場で詰まる時間の長さを大きく左右します。

次に進む先

次の一歩は、大きく2つの方向があります。

  1. 応用情報技術者試験へ進む。記述式が入り、設計や運用の判断を文章で答える形になります。基本情報の知識がそのまま土台になるので、合格直後の勢いで取りかかるのが最も楽です
  2. 実務寄りの技術へ進む。特定の言語やクラウド、データベースなど、自分が関わる領域を深く掘ります。基本情報で用語の地図ができているので、新しい技術の位置づけをすぐ掴めるはずです

どちらを選んでも構いませんが、勉強を止めないことだけは意識してください。試験のために作った学習の習慣は、放っておくと1か月で消えます。

不合格だったときの立て直し

落ちた場合でも、決まった再受験期間を空ければもう一度受けられます。すぐにやることは、科目Aと科目Bのどちらが600点に届かなかったかを確かめることです。科目Aが足りなかったなら知識の穴、科目Bが足りなかったならトレースの速さと正確さが原因です。原因の場所が違えば、次にやることも変わります。前回のレッスンの仕分けを、そのまま本番の結果に対して行ってください。

生田 陸人
ゆめさくエンジニア / 現役ソフトウェアエンジニア
編集 LuaGate編集部