基本情報技術者(FE)対策

基本情報技術者とは

何を問う試験なのか

基本情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験です。ITエンジニアとしての土台ができているかを測る位置づけで、開発の現場に入る前後の方が多く受けています。会場のパソコンで解答するCBT方式で、年に数回の一斉試験ではなく、ほぼ通年で日程を選んで申し込めます。落ちてももう一度受けられる試験なので、一発勝負の重さはありません。

ただし、受けやすさと易しさは別の話です。この試験には、知識を答える科目Aと、その場でコードを読ませる科目Bという、性格のまったく違う2つの科目があります。まずはこの2つの形を掴んでください。

科目Aと科目B

項目科目A科目B
問題数60問20問
試験時間90分100分
解答形式4つの選択肢から1つ選択肢から1つ(選択肢の数は問題により変わる)
出題内容テクノロジ・マネジメント・ストラテジの知識擬似言語のアルゴリズム16問と情報セキュリティ4問
合格基準1000点満点で600点以上1000点満点で600点以上

表の一番下の行が、この試験でいちばん大事なところです。合格には両方の科目で600点以上が要ります。科目Aで満点近くを取っても、科目Bが600点に届かなければ不合格です。逆も同じです。どちらか一方に賭ける戦い方ができない試験だと、最初に受け入れておいてください。

なお、科目Aと科目Bは同じ日に続けて受けます。科目Aが終わると短い休憩をはさんで科目Bに入るので、90分を全力で使い切ったあとに100分の読解が待っている、という体力配分になります。

1問にかけられる時間が違う

科目Aは90分で60問ですから、1問あたり90秒です。知らない用語が出たら、粘っても答えは出てきません。迷ったら選んで次へ進む、という進め方をする科目です。

一方の科目Bは100分で20問、1問あたり5分です。5分ももらえるのは、5分かけて考えないと解けないからです。科目Bの問題は、初めて見るコードを読み、変数の値を自分の手で追いかけないと答えが決まりません。知っているか知らないかではなく、その場で正しく実行できるかを問われます。

得点は正解数そのものではない

科目A・科目Bとも、得点はIRT(項目応答理論)という方式で計算されます。どの問題に正解したかも加味されるため、何問正解すれば何点、と単純には言い切れません。

そこで学習の目安としては、どちらの科目も7割を安定して取れる状態を目標にしてください。600点ちょうどを狙うと、当日の相性ひとつで下に振れます。7割まで積んでおけば、多少崩れても600点の上に残れます。

次にやること

形が分かったので、次は戦い方です。次のレッスンでは、なぜ科目Bがこの試験の本丸になるのかを、配点と難易度の両面から見ていきます。

生田 陸人
ゆめさくエンジニア / 現役ソフトウェアエンジニア
編集 LuaGate編集部