基本情報技術者(FE)対策
総復習
点数は結果であって原因ではない
前回までで、科目Aと科目Bの模試を1本ずつ解き終えました。ここでやることは、出た点数に一喜一憂することではありません。合否を分けるのは点数そのものではなく、落とした問題の原因が本番までに消えているかどうかです。模試を受けた直後の、まだ問題の中身を覚えているうちに仕分けを済ませてください。
誤答を3種類に仕分ける
間違えた問題を、次の3つのどれかに分けます。分けるだけで、やるべきことが自動的に決まります。
| 種類 | どういう状態か | 打つ手 |
|---|---|---|
| 知らなかった | 用語や公式そのものを見たことがない | 該当章に戻って読み直す |
| 読み違えた | 知ってはいたが、条件や添字を取り違えた | 同じ形の問題をもう一度手で追う |
| 間に合わなかった | 解けたはずだが時間が尽きた | 解く順番と捨てる判断を作り直す |
この3つは対策がまったく違います。読み違えを「知らなかった」と扱って章を読み直しても、次も同じ場所で間違えます。逆に、知らない用語を演習量で埋めようとすると時間だけが消えます。
科目Bの誤答は原因が2つしかない
科目Bで落とした問題は、ほぼ次の2つに収まります。ひとつはコードの意味を取り違えた場合で、もうひとつはコードの意味は合っていたのに値を追い間違えた場合です。
前者なら、その問題が扱っていた題材の章へ戻ります。配列の添字なら第3章、関数の呼び出しと戻り値なら第4章、木やスタックなら第5章、探索と整列なら第6章です。後者なら、章に戻る必要はありません。必要なのは、変数表を紙に書くという手順を守れていたかの確認です。頭の中だけで追おうとして値がずれた、というのが最も多い失点の形です。
戻る章は3つまでに絞る
弱点が5つも6つも見つかると、全部やり直したくなります。ですが残りの日数は限られています。戻る章は多くても3つまでに絞ってください。絞る基準は、出題数の多さです。
科目Bは20問のうち16問が擬似言語ですから、擬似言語の章を1つ潰すほうが、セキュリティ事例を4問分やり直すより効きます。科目Aは60問が広く散っているので、1分野を完璧にしても2問か3問しか動きません。科目Aで戻るなら、計算問題のように解き方が決まっていて確実に取り切れる分野を選びます。
正解した問題も1問だけ見直す
見落としやすいのが、たまたま当たった問題です。4択なので、迷って選んだものが当たることは普通に起きます。自信を持って選べなかった問題に印を付けておき、そこだけは正解であっても解説を読み直してください。本番で同じ問題が出たとき、次も当たるとは限りません。
同じ問題をもう一度解く
復習の最後は、模試で間違えた問題そのものをもう一度解くことです。解説を読んで納得した状態と、自力で最後まで解ける状態は別物です。解説を閉じて、白紙から答えが出せるかを確かめてください。ここで詰まるなら、その問題はまだ弱点のままです。
次のレッスンでは、頻出の計算と定石を一問一答で最終確認します。