基本情報技術者(FE)対策

弱点復習

3セット解いた今がいちばん情報が多い

前回まで、分野をまたいだ20問セットを3回解きました。合計60問です。ここで手を止めて次のセットに進みたくなりますが、いま持っているのは「どの問題を間違えたか」という、この時点でしか手に入らない記録です。時間が経つと、なぜ間違えたのかを思い出せなくなります。模試に進む前に、この60問を整理しておきましょう。

大事なのは正解数そのものではありません。科目Aは1問90秒で60問を解く試験なので、たまたま合っていた問題と、根拠を持って選べた問題は、本番ではまったく違う結果になります。ここでは「間違えた問題」だけでなく「迷って選んで合っていた問題」も同じ扱いで拾ってください。

間違いを3つに分ける

誤答をそのまま並べても、対策が決まりません。原因ごとに次の3つへ振り分けてください。

  1. 知らなかった — 用語や仕組みそのものを知らなかった。選択肢の意味も分からなかった
  2. 計算を落とした — 解き方は分かっていたが、単位や桁、公式の形を間違えた
  3. 読み違えた — 分かっていたのに、設問の条件や「適切でないものはどれか」を取り違えた

打つ手はそれぞれ違います。1 は該当の章に戻って読み直す必要があります。2 は章に戻る必要はなく、同じ型の計算を数問続けて解けば戻ります。3 は知識の問題ではないので、設問の条件に印を付けながら読む、という解き方の癖で直します。ここを分けずに「全部復習」と決めると、いちばん時間のかかる 1 の対策に手が回りません。

戻る先を決める

1 に振り分けた問題は、次の対応で戻り先を決めてください。

間違えた内容戻る章
基数変換、補数、論理回路、稼働率、性能計算科目A① テクノロジ頻出・計算
正規化、SQL、ネットワーク計算、暗号と認証科目A① テクノロジ頻出・計算
開発モデル、アジャイル、工程管理の計算科目A② マネジメント・ストラテジ頻出
サービス管理、監査、経営戦略、会計、法務科目A② マネジメント・ストラテジ頻出
スタック、キュー、木、ハッシュ、探索と整列科目B④ データ構造 と 科目B⑤ アルゴリズム定番

最後の行に戻り先が出た方は、科目Aの対策より先にそちらを優先してください。データ構造とアルゴリズムの理解不足は、配点の本丸である科目Bの失点に直結します。科目Aで数問落とすより影響がはるかに大きいところです。

全部はやらない

戻る章が3つ以上並んだときは、全部に手を付けないでください。残りの日数で確実に埋まるのは、多くて2分野です。3セットを通して繰り返し落ちている分野を2つだけ選び、そこに時間を寄せます。1回しか間違えていない分野は、誤答の内容をメモに残すだけで先に進んで構いません。

次にやること

弱点の整理が終わったら、いよいよ本番と同じ形式の模試です。次の章では、科目Aを60問90分、科目Bを20問100分で通しで解きます。ここまでの復習を反映できているかを、本番と同じ時間の中で確かめてください。

生田 陸人
ゆめさくエンジニア / 現役ソフトウェアエンジニア
編集 LuaGate編集部