途中で仕様の変更や追加の要望が来たら、どうしますか

断るでも黙って飲むでもなく、工数、期限、品質への影響を見積もって示し、何かを削るか期限を動かすかを選んでもらう、と答える問い。決まったことは必ず文書に残します。

答えてみる

面接官に「途中で仕様の変更や追加の要望が来たら、どうしますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で答えます。

声に出して答えた人は「書かずに答えを見る」で開けます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「途中で仕様の変更や追加の要望が来たら、どうしますか」
  • 「リリースの直前に、お客さんから機能を 1 つ足してほしいと言われました。どう返しますか」
  • 「変更を受けるかどうかは、誰が決めますか」

面接官が見ている点

  • 言われた通りに受けるだけでも、突っぱねるだけでもなく、ビジネスの目的に照らして一緒に決められるか
  • 影響を工数、期限、品質の言葉で示し、相手が選べる形にできるか
  • 決めたことを文書に残し、あとで食い違わないようにしているか

短い答え

  • まず変更が工数、期限、品質にどう響くかを見積もり、すぐに相手へ示します。
  • 期間と人手は限られているので、何かを削るか、期限を動かすか、を選んでもらう形にします。
  • 決まったことは必ず文書に残し、関わる人全員が同じ内容を見られるようにします。

少し詳しい答え

影響を見積もって示す

変更が来たら、その場で「できます」とも「無理です」とも言わず、影響を調べる時間をもらいます。調べるのは次の 3 つです。

  • 工数何人で何日ぶん増えるか。作り直しになる部分はどこか
  • 期限今の予定のどこに入るか。後ろの作業がどれだけずれるか
  • 品質試す時間が削られないか。ほかの機能を壊すおそれは無いか

選んでもらう形にする

影響が分かったら、選択肢を並べて相手に決めてもらいます。

  1. 変更を入れて、ほかの機能を次の版に回す
  2. 変更を入れて、期限を延ばす
  3. 今回は入れず、出したあとの次の版で入れる

そのうえで、「目的が売上の立ち上げなら、期限を守って 3 番が良いと思います」のように、自分の考えも添えます。決めるのは相手でも、判断の材料と意見を出すのは作る側の仕事です。

文書に残す

口頭で決めたことは、あとで「言った」「言っていない」になりがちです。何を変えたか、なぜか、何を削ったか、誰がいつ決めたかを、チャットや課題管理の場所に残します。

トレードオフ

変更のたびに見積もりと合意を挟むと、小さな直しでも進みが遅く感じられます。そこで、文言の直しのような小さな変更はまとめて受ける枠を決めておき、大きな変更だけ手順を通す、と分けます。先に全部を決めてから作る進め方 (ウォーターフォール) では変更の手続きを重めに、短い間隔で作って見せる進め方 (アジャイル) では、次の区切りで優先度を並べ直す形で受けます。

話す例は、自分が関わったサービスで変更を受けたときに、何を削るか、何を延ばすかを決めた場面を 1 つ用意します。

よくある間違い

  • その場で「できます」と言う影響を調べないまま受けると、期限か品質のどちらかが崩れます
  • 変更を全部断る変更には理由があります。目的を聞いて、入れ方を一緒に考えます
  • 決めたことを口頭で済ませるあとで食い違い、責任の押し付け合いになります

深掘りの問い

  • 「上の人から、期限も範囲も変えずに入れろと言われたら」品質が下がるおそれと、その中身 (試す範囲が減る など) を具体的に伝え、それでも進めるなら記録に残す、と答えます
  • 「変更が何度も続くときは」要件の聞き取りで目的が詰め切れていない合図と見て、目的と成功の基準を一度確かめ直す、と答えます
  • 「見積もりに自信が無いときは」幅を持たせて伝え、調べが進んだら更新する、と答えます

確認日 2026年10月24日

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