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生成AI資格対策(生成AIパスポート+G検定)
Transformer

生成AI資格対策(生成AIパスポート+G検定)

AIと機械学習のきほん、生成AIのしくみ、活用と動向、著作権・個人情報などのリスクと法律、そしてG検定に必要なディープラーニング理論まで、生成AI時代の2大資格の出題範囲を、毎レッスン実際に問題を解きながら学べる対策コースです。前提知識は不要です。約 12.5 時間 (1 日 30 分 × 25 日) で 49 レッスンを修了でき、生成AIパスポートとG検定それぞれの模試で合格ラインを確認して本番に臨めます。

1
試験ガイダンス(2資格の選び方)
0. 2つの資格の違い10分
1. 出題形式と時間10分
2. 学習計画10分
3. 形式を体験10分
2
AIのきほん
0. AIとは15分
1. AIの歴史とブーム15分
2. 機械学習の3分類15分
3. ニューラルネットとDL15分
4. 評価と過学習15分
5. 過去問:AIのきほん15分
3
生成AIのしくみ
0. LLMのしくみ15分
1. 画像生成のしくみ15分
2. マルチモーダル15分
3. RAGと外部知識15分
4. 追加学習の手法15分
5. 過去問:生成AIのしくみ15分
4
活用と動向
0. ビジネス活用15分
1. プロンプトの技法15分
2. 主要サービスの分類15分
3. 動向15分
4. 過去問:活用と動向15分
5
リスクと法律・倫理
0. ハルシネーションとリスク15分
1. 著作権と生成AI15分
2. 個人情報と機密15分
3. AIのセキュリティ15分
4. ガイドラインと法規制15分
5. バイアスと倫理15分
6. 過去問:リスクと法律15分
6
生成AIパスポート仕上げ
0. 模試:生成AIパスポート60分
1. 弱点復習15分
2. 直前チェック15分
3. 受験とG検定への判断15分
7
G検定上乗せ:機械学習の理論
0. 回帰と分類15分
1. 決定木とアンサンブル15分
2. クラスタリングと次元削減15分
3. 勾配降下法15分
4. 正則化と汎化15分
5. 過去問:機械学習理論15分
8
G検定上乗せ:ディープラーニング
0. CNN15分
1. RNNとAttention15分
2. Transformer15分
3. 生成モデル15分
4. 強化学習15分
5. 研究史と人物15分
6. 過去問:DL15分
9
G検定仕上げ
0. 模試:G検定65分
1. 弱点復習15分
2. 直前チェック15分
3. 受験と次のステップ15分

生成AI資格対策(生成AIパスポート+G検定)

012つの資格の違い
02出題形式と時間
03学習計画
04形式を体験
05AIとは
06AIの歴史とブーム
07機械学習の3分類
08ニューラルネットとDL
09評価と過学習
10過去問:AIのきほん
11LLMのしくみ
12画像生成のしくみ
13マルチモーダル
14RAGと外部知識
15追加学習の手法
16過去問:生成AIのしくみ
17ビジネス活用
18プロンプトの技法
19主要サービスの分類
20動向
21過去問:活用と動向
22ハルシネーションとリスク
23著作権と生成AI
24個人情報と機密
25AIのセキュリティ
26ガイドラインと法規制
27バイアスと倫理
28過去問:リスクと法律
29模試:生成AIパスポート
30弱点復習
31直前チェック
32受験とG検定への判断
33回帰と分類
34決定木とアンサンブル
35クラスタリングと次元削減
36勾配降下法
37正則化と汎化
38過去問:機械学習理論
39CNN
40RNNとAttention
41Transformer
42生成モデル
43強化学習
44研究史と人物
45過去問:DL
46模試:G検定
47弱点復習
48直前チェック
49受験と次のステップ

生成AI資格対策(生成AIパスポート+G検定)

Transformer

1時刻ずつ読む限り、GPUを並べても速くならない

前の回で見たとおり、Attention は Encoder-Decoder の固定長ベクトルというボトルネックを解く追加部品として登場しました。ただし土台は依然として RNN で、1時刻ずつ順に処理するという制約は残ったままです。系列が長いほど計算は直列に伸び、計算機をいくら並べても速くなりません。

2017年に発表された論文 Attention Is All You Need は、ここで思い切った判断をしました。RNN も畳み込みも使わず、Attention だけでネットワークを構成するというものです。これが Transformer です。すべての位置の計算を同時に進められるので並列化が効き、大量のデータと大きなモデルを現実的な時間で学習できるようになりました。今日の大規模言語モデルが成立している技術的な前提が、ここにあります。

離れた語どうしを、1段で結びつける

Transformer の中心が自己注意(Self-Attention)です。前の回の Attention は出力側から入力側を参照する仕組みでしたが、自己注意は同じ系列の内部で、各要素が他のすべての要素との関係を一度に見ます。

たとえば「その動物は疲れていたので道を渡らなかった」という文で、「その」が何を指すかを決めるには、文中の他の語との関係が要ります。自己注意では、各語が文中の全語に対して関連の強さを計算し、強い相手の情報を多く取り込みます。RNN のように何時刻もかけて情報を運ぶ必要がないため、離れた語どうしの関係も1段で結びつきます。

計算は Query、Key、Value という3つの役割で整理されます。

役割意味
Query今注目している要素が、どんな情報を探しているかを表す
Key各要素が、自分はどんな情報かを示す札
Value実際に取り出される情報の本体

Query と各 Key の相性を測って重みを作り、その重みで Value を混ぜ合わせます。辞書を引く動作に近く、探したい語を見出しと照合し、一致度の高い項目の中身を多めに取ってくる、と考えると分かりやすくなります。自己注意では、この3つがすべて同じ入力から作られる点が名前の由来です。マルチヘッドアテンションは、この注意計算を複数組み並列に走らせる仕組みです。組ごとに、文法的な係り受けを見るもの、意味的な関連を見るものといった異なる観点が分かれて学習されます。

一方で、全要素を同時に見るということは、語の並び順の情報が失われるということでもあります。RNN は順番に読むこと自体が順序の情報でしたが、Transformer にはそれがなく、語をシャッフルしても同じ結果になってしまいます。そこで、各位置に固有のパターンを持つベクトルを入力に足し込みます。これが位置エンコーディングです。理由を問う出題は頻出なので、自己注意そのものには順序の概念がないから、と言えるようにしておきます。

同じ土台から、BERT と GPT が分かれた

Transformer はもともと Encoder と Decoder の両方を持つ構成でした。ここから、片方だけを使う流れが2つ生まれます。

BERT は Encoder のみを使い、文中の一部を隠して当てる形で学習します。前後両方の文脈を同時に使えるため、文の意味をつかむ課題、たとえば分類や抽出に強い一方、文章を書き進める用途には向きません。GPT 系は Decoder のみを使い、次に来る語を予測する学習をひたすら重ねます。前から後ろへの一方向なので、続きを書くことがそのまま得意分野になります。生成AIの主役が GPT 系である理由は、この学習方法の違いにあります。

試験ではこう問われる

  • 「RNN や CNN を用いず Attention のみで構成された」は Transformer です。2017年、論文名は Attention Is All You Need として問われます
  • 「Query、Key、Value」の役割を入れ替えた選択肢が出ます。取り出される中身が Value である点を押さえます
  • 「位置エンコーディングが必要な理由」は、自己注意が順序を持たないからです。計算量を減らすためという誤りの選択肢と並びます
  • 「Encoder のみを使う」は BERT、「Decoder のみを使う」は GPT 系という対応が定番で、逆にした選択肢が必ず混ざります
  • 「大規模化が可能になった理由」は並列化できることです。パラメータが少ないからという説明は誤りです

このレッスンに出てくる用語

意味があいまいなまま進んだ語は、ここから読み直せます。

  • 処理計算や代入を表す長方形
  • 判断YES/NO 分岐を表す菱形
  • Transformer2017年発表の生成AIの中核アーキテクチャ
  • Self-AttentionTransformer の中核となる仕組み
  • 関連クラス間のつながりを表す直線
  • 分類カテゴリを当てる教師ありタスク
  • 生成AI学習データから新しいコンテンツを作るAIの総称
  • 計算量入力サイズに対する処理時間の伸び方
生田 陸人
監修生田 陸人
ゆめさくエンジニア / 現役ソフトウェアエンジニア監修者プロフィールを見る →
編集 ゆめさく編集部·公開 2026/08/09·更新 2026/08/26

関連レッスン

  • 生成モデル

    GAN・VAE・拡散モデルの仕組みと得意分野を比較します。

  • 強化学習

    報酬と方策という枠組みから、強化学習の基本と応用を学びます。

  • 研究史と人物

    G検定名物の研究史と人物を、出来事の因果でつないで覚えます。

  • 過去問:DL

    ディープラーニングの分野を10問で解き、合格水準に届いているか確認します。

分からないところは Tap (AI先生) に質問できます

24 時間いつでも、あなたのレベルに合わせて日本語で答えます。

復習ミニクイズ

Transformer に位置エンコーディングが必要な理由として最も適切なものはどれですか。