生成AI資格対策(生成AIパスポート+G検定)
出題形式と時間
自宅で受けられるのに、調べながらでは間に合わない
両試験に共通する点は2つあります。1つは多肢選択式であることです。文章を書かせる記述問題も、プログラムを書かせる実技もありません。もう1つは IBT (Internet Based Testing)、つまりインターネットを通じたオンライン受験であることです。試験会場に集まって問題冊子とマークシートで解く形ではなく、自宅などのパソコンから受験します。
この形式には準備が要ります。安定した回線、対応するブラウザの入ったパソコン、中断されない静かな場所を、当日までに確保しておいてください。回線が切れたときにどうなるかや、本人確認の方法も試験ごとに決まっているので、要項を読む段階で目を通しておくと当日あわてません。
誤解が多いのは持ち込みの扱いです。何を参照してよいか、監督をどう行うかは試験ごとに定められており、改定もされます。「オンラインだから調べながら解ける」という説明を前提に準備するのは危険です。仮に参照が許されていたとしても、調べながらでは終わらない問題数が出されます。参照の可否は、過去の受験者の体験談ではなく、申込時点の公式の受験要項で確認してください。このコースは何も見ずに解ける状態を目標に作ってあります。参照が許されている場合でも、それは最後の保険であって解答の主たる手段にはなりません。
覚えるのは数字ではなく割り算のほう
2つの試験でいちばん体感が違うのは時間の使い方です。生成AIパスポートは比較的落ち着いて読める配分ですが、G検定は問題数が多く、1問に割ける時間が短い試験として知られています。範囲が広いぶん問題数も多く、1問で立ち止まると後半がまるごと崩れます。
ただし問題数も試験時間も改定されるので、数字を暗記しても意味がありません。身につけるのは次の割り算です。
プレーンテキスト
1問あたりの平均時間(秒) = 試験時間(分) × 60 ÷ 問題数申込のときに公式要項で問題数と試験時間を確認したら、その場でこの計算をしてください。仮に120問を80分で解く試験なら、80 × 60 ÷ 120 で1問あたり40秒です。この数字が出た瞬間に解き方が決まります。40秒は、問題文を読んで選択肢を4つ吟味して迷う時間ではありません。読んで分かるものは即答し、分からないものは飛ばす、という判断を機械的に行う速度です。
1問粘ると、5問失う
平均40秒の試験で1問に3分使うと、他の4問分の時間が消えます。落とすのは1問のはずが、実質5問失うことになります。そこで、次の手順を体に入れておきます。
- 問題文を読んで、10秒から15秒で「解ける」「怪しい」「分からない」を判定します
- 「解ける」なら即答して次へ進みます
- 「怪しい」は、いちばんもっともらしい選択肢を仮に選んで印を付け、次へ進みます
- 「分からない」も必ず何か選んでから印を付けて進みます
- 最後の問題まで到達してから、印を付けたものに戻ります
4番目が肝心です。多肢選択式では空欄と誤答の点数は同じで、減点方式ではありません。選ばずに進む理由がありません。時間切れで戻れなかったとき、空欄なら確実に0点ですが、選んでおけば当たる可能性が残ります。
5番目も外せません。途中で戻り始めると、まだ見ていない後半に、解けたはずの問題が埋まったままになります。後半に易しい問題が固まっていることは珍しくありません。
この判定の速さは本番で初めて試しても上がりません。章末の過去問レッスンや模試を解くときは、必ず時計を用意して1問あたりの平均時間を測りながら解いてください。模試で時間内に終わらなかった原因は、たいてい知識不足ではなく、分からないと認めるまでが遅いことです。そこを削る練習だと考えてください。
復習ミニクイズ
1問あたりの平均時間が短い多肢選択式のオンライン試験で、時間切れを避けるための振る舞いとして最も適切なものはどれですか。