3秒でわかる
世界中のネットワーク同士をIPでつないだ巨大な相互接続網。共通の約束事だけを決めて中身は各社に任せる設計が、いまの規模まで広がった理由です。
30秒図解
もう少し詳しく
どういうものか
インターネットは、企業や大学、通信事業者が持つ無数のネットワークを相互に接続した、ネットワークのネットワークです。単一の運営会社は存在せず、それぞれが自分の網を運用しながら、共通の約束事に従って相互接続しています。
その約束事が TCP/IP という一連のプロトコルです。データを小さなパケットに分けて送り、途中のルーターがあて先の IP アドレスを見て次に渡す、という中継を繰り返して相手に届きます。
なぜ必要か
一括で管理する中央のコンピューターを置く設計では、そこが落ちれば全体が止まり、規模も限界を迎えます。インターネットは中央を持たず、「IP でパケットを渡す」という最低限の合意だけを共有します。回線が光でも無線でも、上に乗るアプリが Web でもメールでも、中の仕組みは差し替え自由です。
この分業のおかげで、Web、動画配信、オンライン会議と用途が増えても土台を作り直さずに済んできました。
具体例
example.com を開いたときに起きることを、順に確かめられます。
nslookup yumesaku.tech # <a href="/glossary/domain" class="text-primary font-medium underline underline-offset-2 hover:text-primary-dark">ドメイン</a>名から IP アドレスを引く (DNS)
traceroute 1.1.1.1 # 相手まで何台のルーターを経由するか見る
ping 1.1.1.1 # 往復にかかる時間を測る
<a href="/glossary/curl" class="text-primary font-medium underline underline-offset-2 hover:text-primary-dark">curl</a> -I https://example.com # <a href="/glossary/http" class="text-primary font-medium underline underline-offset-2 hover:text-primary-dark">HTTP</a> で応答ヘッダーだけ取得する流れをまとめると次のようになります。
<a href="/glossary/browser" class="text-primary font-medium underline underline-offset-2 hover:text-primary-dark">ブラウザ</a>
-> DNS でドメイン名を IP アドレスに変換
-> TCP で相手の<a href="/glossary/server" class="text-primary font-medium underline underline-offset-2 hover:text-primary-dark">サーバー</a>と接続を確立
-> TLS で通信を暗号化
-> HTTP でページを要求し、応答を受け取るつまずきやすいところ
192.168.x.x は外から直接届きません。NAT が変換しています似た用語との違い
| 用語 | 範囲 |
|---|---|
| インターネット | 世界規模の相互接続網 |
| Web (WWW) | その上で HTTP を使って動く仕組み |
| LAN | 建物や家庭の中に閉じたネットワーク |
| VPN | 公衆網の上に作る仮想的な専用線 |
覚え方
インターネットは道路網、Web はその道路を走る宅配便の 1 社と考えます。道路が 1 つあれば、宅配も路線バスも救急車も同じ路面を使えます。