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Vibe Coding入門
エラーはそのまま渡す

Vibe Coding入門

作りたいものを言葉で伝え、AIとの対話だけでWebアプリを作り上げるVibe Codingを、毎レッスン実際にAIとやり取りしながら体験します。プログラミングの知識は不要です。最後は自分のアイデアをアプリの形にして公開し、AIが間違えた1行を自分の手で直すところまで進みます。

1
はじめてのVibe Coding
01. Vibe Codingとは5分
02. アイデアを言葉にする5分
03. 最初のアプリを作る6分
04. 少しずつ変える5分
05. つくる:v1完成6分
06. 第1章クイズ5分
2
要望の伝え方
01. 具体的に頼む6分
02. 見た目の指示6分
03. 動きの指示6分
04. 比べて選ぶ6分
05. つくる:思い通り化6分
06. 第2章クイズ5分
3
うまくいかない時
01. エラーはそのまま渡す6分
02. 期待と違う時6分
03. 大きな変更は刻む6分
04. 壊れたら戻す6分
05. つくる:復旧訓練7分
06. 第3章クイズ5分
4
作品を仕上げる
01. 仕上げの磨き6分
02. スマホ対応を頼む6分
03. 公開する6分
04. 自分らしさを足す6分
05. つくる:公開版完成7分
06. 第4章クイズ5分
5
AIの限界とコードの世界
01. AIが間違える所を見る6分
02. コードを覗いてみる6分
03. 1行だけ自分で直す7分
04. つくる:AIと手の合わせ技7分
05. 第5章クイズ5分
6
総合制作
01. マイアプリ完成8分
02. シェアと振り返り7分
03. 完成と次のステップ6分

エラーはそのまま渡す

真っ白な画面は、こわれた合図です

第2章までは、頼めば頼んだぶんだけ画面が良くなっていきました。ところがある日、AIに変更を頼んだあと画面を見ると、何も表示されていない。真っ白です。おこづかい帳の見出しも、残金も、ボタンも消えています。

ここで多くの人が固まります。何が起きたのか分からないからです。でも安心してください。この状態から戻すのは、実はとても簡単です。エラーの文をそのままAIに渡す、それだけです。

エラーとは、機械が出す苦情の文です

Webページは、大きく3つの部品でできています。文章や見出しの並びを決める HTML、色や大きさを決める CSS、押したときに何が起きるかを決める JavaScript の3つです。この3つ目の JavaScript は、指示の書き方が1文字でも狂うと、その先を全部あきらめて止まってしまいます。止まった時点から後ろは何も動かないので、画面には何も出てきません。

このとき機械は黙って死んでいるわけではありません。「何行目の、どこが、どうおかしいのか」を文章にして残しています。これがエラーです。ブラウザの開発者ツールという画面や、この教材の実行結果の欄に、赤い文字で出てきます。

エラー文はたいてい英語で、初めて見ると呪文にしか見えません。読めなくて構いません。読むのはAIの仕事です。あなたの仕事は、それを一字一句そのまま渡すことです。

良い渡し方と、悪い渡し方

一番やってはいけないのが、自分の言葉に要約してしまうことです。

プレーンテキスト

悪い例 何かエラーが出ました。直してください。

これではAIは何も分かりません。エラー文の中には、原因の場所そのものが書いてあります。要約すると、その一番大事な情報が消えてしまいます。

プレーンテキスト

良い例 画面が真っ白になり、次のエラーが出ています。 Uncaught ReferenceError: totalEl is not defined at script.js:7 このエラーの原因を直してください。他の見た目は変えないでください。

違いは3つあります。ひとつめは、エラー文を改変せずそのまま貼ったこと。ふたつめは、「画面が真っ白」という今の症状を添えたこと。みっつめは、「他は変えないで」と触ってほしくない範囲を伝えたことです。

エラー文が長くても、途中で切らずに全部渡してください。長い部分は機械にとって意味のある情報です。人間には冗長に見えても、AIはそこから原因を特定します。

直ったかどうかは、必ず画面で確かめます

AIが「修正しました」と返してきても、それを鵜呑みにしてはいけません。画面を見て、実際に直っているか自分の目で確かめるところまでが1セットです。

もし別のエラーに変わっていたら、それはそれで前進です。ひとつ目の壁は越えて、次の壁が見えたということですから、新しいエラー文をまた同じようにそのまま渡します。エラーは1つずつ、順番に消えていきます。

演習

右の画面のおこづかい帳が、真っ白になっています。JavaScript が途中で止まっているためです。エラー文をそのままAIに渡して、残金が表示される状態に戻してください。

完成条件

  • エラー文は要約せず、そのまま貼って渡してください
  • 直したあとは、必ず画面を見て確かめてください

依頼

おこづかい帳が真っ白です。script.js が途中で止まっています。エラーをそのままAIに渡して、残金が画面に出る状態に直してください。見出しの「おこづかい帳」と、残金の「2500円」が表示されれば完了です。

  • ・エラー文は要約せず、そのまま貼って渡してください
  • ・直したあとは、必ず画面を見て確かめてください

いまのコード

index.html

<h1>おこづかい帳</h1>
<p id="total"></p>

script.js

var zandaka = 2500;
totalEl.textContent = "残金 " + zandaka + "円";

style.css

body { font-family: sans-serif; padding: 16px; }

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