条件分岐 if
前提が崩れても、最後まで走ってしまう
スクリプトは書いた順に上から実行されます。途中で前提が崩れても、シェルはそのまま次の行に進みます。設定ファイルが置かれていない環境で走らせると、読み込みに失敗したまま最後まで進み、何も設定されていない状態で「完了」と出て終わる、という壊れ方をします。
進む前に確かめます。
ターミナル
conf=/etc/myapp/app.conf
if [[ -f "$conf" ]]; then
cp "$conf" /tmp/app.conf.bak
else
echo "設定ファイルが見つかりません $conf"
fiif [[ 条件 ]]; then で始めて fi で閉じます。then の前のセミコロンを落としやすいので気を付けてください。条件が成り立たないときの処理は else に書きます。要らなければ else ごと省けます。
[[ ... ]] の中の -f は「通常ファイルとして存在するか」を見る記号です。ディレクトリなら -d、どちらでもよければ -e を使います。
数値と文字列で、書き方が違う
同じ「等しい」でも、数として比べるか文字として比べるかで記号が変わります。
| 比べるもの | 使う記号 | 例 |
|---|---|---|
| 数値 | -eq -ne -lt -le -gt -ge | [[ "$used" -gt 90 ]] |
| 文字列 | == != | [[ "$mode" == "dev" ]] |
| ファイル | -f -d -e | [[ -d "$dir" ]] |
ディスクの使用率で試します。df の出力から使用率の列だけ取り出し、末尾の記号を落として数にします。
ターミナル
used=$(df -h / | tail -1 | awk '{print $5}' | tr -d '%')
if [[ "$used" -gt 90 ]]; then
echo "残りが少なくなっています ${used} パーセント"
fiここを == で比べると文字として扱われます。"09" と "9" は文字としては別物なので、数のつもりで書くと合いません。数を比べるときは -gt の側を使ってください。
出力ではなく、成功したかどうかで分ける
シェルらしい書き方がこれです。コマンドは終了するときに成否を残しており、if はそれを直接読めます。
ターミナル
if grep -q "Failed password" /var/log/auth.log; then
echo "失敗したログインがあります"
else
echo "見つかりませんでした"
figrep -q は画面に何も出さず、見つかったかどうかだけを返します。文字列を変数に取ってから比べる必要はありません。curl や ping も同じように扱えるので、届いたかどうかで分岐する監視スクリプトがそのまま書けます。
条件を重ねたいときは [[ -f "$conf" && -r "$conf" ]] のように && でつなぎます。どちらかでよければ || です。
課題
- if 文を使う
- 20 以上で adult を出力する