ワイルドカードとグロブパターン
3 つのファイル名を 3 回打つ
似た名前のファイルをまとめて作るとき、1 つずつ打つのは手間です。
ターミナル
$ touch /tmp/imglab/photo_a.jpg
$ touch /tmp/imglab/photo_b.jpg
$ touch /tmp/imglab/photo_c.jpgブレース展開を使うと、変わる部分だけを波括弧に並べて 1 行にできます。
ターミナル
$ touch /tmp/imglab/photo_{a,b,c}.jpg
$ ls /tmp/imglab
photo_a.jpg photo_b.jpg photo_c.jpg{a,b,c} は「a と b と c のそれぞれで 1 回ずつ」という意味で、3 つの引数に化けてから touch に渡ります。点を 2 つはさんで {1..5} と書くと連番になり、{01..05} のように桁をそろえて書けば、その桁のまま並びます。
余計なものまで一緒に選ばれる
すでにあるファイルを名前で選ぶときに使うのがワイルドカードです。* は任意の 0 文字以上に一致します。
ターミナル
$ ls /tmp/imglab/*.jpg
photo_a.jpg photo_b.jpg photo_c.jpg3 つ全部が対象になりました。もっと細かく絞るには ? と角括弧を使います。? はちょうど 1 文字、角括弧は中に並べたうちのどれか 1 文字です。
ターミナル
$ ls /tmp/imglab/photo_[ab].jpg
photo_a.jpg photo_b.jpg角括弧の中では - をはさんで範囲も書けます。[a-c] なら a から c まで、名前に数字が入っているなら [0-9] のようにも書けます。
開いているのはコマンドではない
ls *.jpg を実行したとき、ls は *.jpg という文字列を受け取っていません。シェルが先にファイル名の一覧へ展開し、ls にはその結果が渡ります。何に展開されるのかは echo で確かめられます。
ターミナル
$ echo /tmp/imglab/photo_[ab].jpg
/tmp/imglab/photo_a.jpg /tmp/imglab/photo_b.jpg消す前や動かす前に echo を挟んで、対象を目で見てから実行してください。展開はシェルの仕事なので、rm に届いた時点ではもう取り消せません。
一致するファイルが 1 つも無いときは、展開されずに書いた文字列がそのままコマンドへ渡ります。/tmp/imglab に png が 1 つも無ければ、ls /tmp/imglab/*.png は「*.png というファイルが無い」というエラーになります。「png は 0 件でした」とは言ってくれません。
*はドットで始まる名前に一致しません。.bashrcや.envは選ばれないので、バックアップの対象から漏れることがあります。
課題
- ブレース展開でファイルを作成する
- 角括弧パターン [1-3] を使う
- ls で表示する