コース一覧
Linux入門:コマンド操作のきほん
権限の変更 chmod

Linux入門:コマンド操作のきほん

ターミナル操作、ファイル管理、パーミッション、プロセス、シェル変数、リダイレクトなど Linux コマンド操作の基礎を、ブラウザ上のサンドボックスで実行しながら学べる無料コースです。サーバー運用やインフラに関わるエンジニアや学生を対象としています。約 17 時間 (1 日 30 分 × 34 日) で 68 レッスンを修了でき、修了後はサーバー作業、デプロイ作業、ログ調査など実務の Linux 操作を自力で進められるようになります。

1
Linuxとコマンドラインの基礎
01. Linuxとは?OSの基礎を理解する5分
02. エンジニアにLinuxが必要な理由5分
03. シェルとターミナルの違いを理解する5分
04. 最初のコマンドを打ってみよう5分
2
ファイル操作の基本コマンド
01. Linuxの「すべてはファイル」という考え方5分
02. ディレクトリの移動と確認5分
03. 絶対パスと相対パス5分
04. ファイルの中身を見る5分
05. ファイルとディレクトリの作成5分
06. cpでファイルをコピーする5分
07. mvでファイルを移動する5分
08. rmでファイルを削除する5分
09. ファイルシステムチェック5分
10. Linux 基礎チェック5分
3
テキスト処理とパイプ活用
01. パイプとリダイレクト5分
02. 文字列検索 grep5分
03. 正規表現入門5分
04. grep 応用:正規表現5分
05. テキスト加工 sed5分
06. 列処理 awk5分
07. パイプ活用:実践的なコマンド連携5分
08. テキスト処理チェック5分
4
ファイル検索と圧縮・解凍
01. find でファイルを検索する5分
02. ワイルドカードとグロブパターン5分
03. ファイルの圧縮と解凍5分
04. stat でファイル情報を確認する5分
05. ファイル管理チェック5分
5
パーミッションと権限管理
01. ユーザーとグループの概念5分
02. パーミッションの読み方5分
03. 権限の変更 chmod5分
04. 所有者の変更 chown5分
05. sudo - スーパーユーザーの力5分
06. 実行権限とスクリプト5分
07. パーミッションチェック5分
6
プロセス管理とジョブ制御
01. プロセスとは何か5分
02. psでプロセス一覧を確認する5分
03. topでリアルタイム監視する5分
04. プロセスの終了 kill5分
05. フォアグラウンドとバックグラウンド5分
06. nohupでログアウト後も実行する5分
07. プロセス管理チェック5分
7
ネットワークとSSH接続
01. ネットワークの基礎知識5分
02. ping で接続確認5分
03. curl で HTTP リクエスト5分
04. ネットワーク情報の確認5分
05. リモート接続 SSH5分
06. scp でファイル転送5分
07. rsync で効率的に同期5分
08. ネットワークチェック5分
8
環境変数とシェルのカスタマイズ
01. 環境変数とは5分
02. 環境変数の確認と設定5分
03. シェル設定ファイル5分
04. エイリアスで効率化5分
05. PATH を理解する5分
06. 環境設定チェック5分
9
シェルスクリプト入門
01. シェルスクリプトとは5分
02. 変数と引数5分
03. 条件分岐 if5分
04. ループ処理 for, while5分
05. 関数を定義する5分
06. 実践スクリプト作成5分
07. シェルスクリプトチェック5分
10
実践:ログ解析とシステム管理
01. ログファイルの解析5分
02. システム情報の取得5分
03. パッケージ管理5分
04. cron で定期実行5分
05. 開発環境での Linux 活用例5分
06. 総合チェック5分

権限の変更 chmod

鍵ファイルを置いた瞬間、SSH に門前払いされる

別の PC から ~/.ssh/id_ed25519 をコピーしてくると、Permissions are too open と言われて接続を断られることがあります。鍵の中身は正しいのに、他人からも読める置き方になっているせいで繋がりません。こういうときに権限を書き換えるのが chmod です。

指定のしかたは 2 通りあります。3 桁の数字で丸ごと置き換えるやり方と、記号で 1 つだけ足し引きするやり方です。

数字は「今の状態を捨てて、この形にする」

ターミナル

$ ls -l id_ed25519 -rw-r--r-- 1 user user 411 May 20 12:00 id_ed25519 $ chmod 600 id_ed25519 $ ls -l id_ed25519 -rw------- 1 user user 411 May 20 12:00 id_ed25519

3 桁は左から所有者、グループ、その他で、各桁は読み 4 と書き 2 と実行 1 の合計でした。600 は「所有者だけ読み書きできて、他の人は何もできない」です。秘密鍵や .env のように自分しか見てはいけないファイルは、この形にします。

数字での指定は、元の状態を一切参照しません。3 桁を書いた瞬間に、9 個の権利が全部その通りに上書きされます。だから確実ですが、意図しないものまで巻き込みます。

記号は「今の状態に足す・引く」

ターミナル

chmod u+x backup.sh # 所有者に実行の権利を足す chmod g-w config.yml # グループから書き込みの権利を取り上げる chmod o= secrets.env # その他の人の権利を空にする

u が所有者、g がグループ、o がその他、a が全員です。+ が追加、- が削除、= がそのブロックだけの丸ごと指定になります。触っていないブロックはそのまま残るので、1 つだけ直したいときは記号のほうが安全です。

ディレクトリごと変えるときは型で分ける

ターミナル

find /srv/app -type f -exec chmod 640 {} + find /srv/app -type d -exec chmod 750 {} +

chmod -R で配下をまとめて変える手もありますが、ファイルとディレクトリでは必要な権利が違います。ディレクトリには中に入るための x が要るのに、ファイルには要りません。-R で同じ値を配ると、全部のファイルが実行できる状態になるか、全部のディレクトリに入れなくなるかのどちらかです。find で型を分けてから当てると、この取り違えが起きません。

解説

動かないときの逃げ道として chmod 777 が出てくることがありますが、これは「このマシンに入れる全員が、そのファイルを書き換えてよい」という意味です。Web から見えるディレクトリを 777 にすると、外から置かれたスクリプトがそのまま実行できる状態になります。足りない権利がどれなのかを ls -l で確かめて、その 1 つだけを足してください。

課題

  1. chmod で 755 に変更する
  2. chmod で 644 に再変更する
  3. stat -c '%a' で権限の数値を確認する

ヒント

echo でファイル作成、リダイレクト > を使う

chmod 755 ファイル名 で権限を変更

stat -c '%a' は 8 進数表記だけを出力する

script.sh
学習モード
script.sh
エディタを読み込んでいます
ターミナル出力