最初のコマンドを打ってみよう
打って、返ってきたものを読む
コマンドラインの操作は、突き詰めると 1 つの往復です。1 行打って Enter を押すと、シェルがそれを解釈して実行し、結果が次の行に表示される。これだけです。まずはこの往復に慣れます。
ターミナル
date
# Tue Aug 26 14:03:11 JST 2026date は今の日時を答えます。打った瞬間の時刻が返るので、実行するたびに表示が変わります。何も返ってこないコマンドもありますが、その場合は「黙って成功した」という意味であることがほとんどです。
「コマンド名 オプション 引数」の 3 つに分けて読む
多くのコマンドは、次の形として読めます。
ターミナル
コマンド名 [オプション] [引数][ ] は省略できる部分です。オプションは動きを変える指示で、たいていハイフンで始まります。引数は処理の対象や値です。
ターミナル
date +%Y-%m-%d
# 2026-08-26+%Y-%m-%d は表示の形を指定する引数です。同じ date でも、渡すものを変えれば答え方が変わります。逆に、名前を打つだけで成立するコマンドも珍しくありません。
表示される中身は環境で変わる
ターミナル
hostname
# web-01ターミナル
id
# uid=1000(deploy) gid=1000(deploy) groups=1000(deploy)hostname は今いるマシンの名前、id はそのプロセスが誰として動いているかを答えます。どちらも返ってくる文字列は環境によって違います。教材に載っている例と一致しなくても間違いではありません。
だから、出力を暗記しようとしないでください。覚えるのは「何を聞いたか」の方で、返ってきた値はその場で読みます。この読む姿勢が、そのまま調査の力になります。
打ち方が分からなくなったら
打ち間違えると、シェルは command not found と返してきます。これは「そんな名前のコマンドは知らない」という意味なので、まず綴りを疑います。1 文字違い、全角スペースの混入、大文字と小文字の取り違えが三大要因です。Linux は大文字と小文字を別のものとして扱うので、Date と打っても date は動きません。
使い方そのものが分からないときは、コマンド名 --help を打つと要約が出るものが多く、man コマンド名 はさらに詳しい説明を開きます(q で閉じます)。最初のうちは全部読もうとせず、使い方の 1 行目だけを見れば十分です。
課題
- echo "Hello, Linux!" を実行する
- pwd を引数なしで実行する
- whoami を引数なしで実行する