pandasとは
このレッスンでできるようになること。pandas が表計算ソフトと何が違うのかを説明し、読み込んだ pandas の版を確かめられるようになります。
pandas は、表の形をしたデータを Python で扱うためのライブラリです。マイショップ・チェーンの売上のように、行が1件の売上、列が売上日や金額になっているデータを、そのままの形で持てます。
表計算ソフトでも同じことはできます。違いは3つあります。1つ目は再現できることです。表計算では、どのセルをどうドラッグしたかが残りません。pandas は手順がコードとして残るので、来月の同じ集計を1秒でやり直せます。2つ目は量に強いことです。数十万行になると表計算は動きが重くなりますが、pandas は平気です。3つ目はPython の他の道具とつながることです。読み込みも、集計も、グラフも、同じコードの中で続けて書けます。
読み込み方は決まった書き方があります。import pandas as pd と書いて、以後は pd という短い名前で呼びます。この as pd は世界中で使われている慣習なので、他人のコードを読むときも同じ形が出てきます。数値計算の numpy を np、グラフの matplotlib を plt と呼ぶのも同じ慣習です。
Python
import pandas as pd
print(pd.__version__)pd.__version__ には、いま動いている pandas の版が文字列で入っています。前後にアンダースコアが2つずつ付いた名前は、ライブラリが自分の情報を入れておく特別な場所です。版を確かめる習慣は地味ですが役に立ちます。ネットで見つけたコードが動かないとき、原因が版の違いであることは珍しくありません。
このコースでは pandas 2 系を前提にします。まずは import が通り、版が取れることを確かめましょう。
要件
- import pandas as pd と書いて読み込む
- pd.version から版の文字列を取る
- 最初のドットまでの部分を整数にして返す
入出力例
pandas_major() → 2
pandas_major() → 2