AWS CLF(Cloud Practitioner)対策
受験と次のステップ
受験と次のステップ
このレッスンを終えると、CLF-C02 の申し込みから当日の流れ、結果の受け取り方までを段取りとして把握し、合格後に何へ進むかを決められるようになります。
自分でサーバーを建てたときと同じで、段取りが8割です
サーバーを1台建てるとき、いきなり OS を入れる人はいません。設置場所を決め、電源とネットワークを確保し、必要な部材を並べてから作業に入ります。段取りが済んでいれば、当日の作業は淡々と進みます。
試験も同じです。実力がある人が落ちる理由の多くは、知識ではなく段取りにあります。身分証明書が要件を満たしていなかった、オンライン受験で部屋の片付けが済んでいなかった、当日になって会場が遠いことに気づいた、といった話です。ここまで48レッスン積み上げた力を、段取りで落とさないようにします。
申し込みの流れ
AWS 認定は AWS Certification アカウントから申し込みます。おおまかな流れは次のとおりです。
- AWS Certification のポータルにサインインし、認定用のプロフィールを作ります。氏名は身分証明書の表記と一致させます
- CLF-C02 を選び、テストセンター受験かオンライン受験かを選びます
- 日時と場所、または監督付きオンラインの枠を選んで支払います
- 予約確認のメールを受け取り、当日まで保管します
受験料、キャンペーンによる割引、予約の変更や取り消しの期限、再受験までの待機期間は変わることがあります。これらは必ず AWS 認定の公式ページで最新を確認してください。有効期限についても同様で、更新の仕組みは見直されることがあります。
テストセンター受験とオンライン受験
試験配信はピアソン VUE が担当します。会場に出向くテストセンター受験と、自宅などから受ける OnVUE によるオンライン監督受験のどちらかを選べます。
| 観点 | テストセンター | OnVUE オンライン |
|---|---|---|
| 場所 | 指定の会場 | 自宅や個室。共用スペースは不可 |
| 機材 | 会場の PC を使う | 自分の PC とウェブカメラ、安定した回線が要る |
| 事前確認 | 会場までの経路を確認する | システム動作確認を事前に済ませる |
| 当日の環境 | 会場の指示に従う | 机の上を空にし、第三者の出入りを止める |
| 中断 | 会場の規定に従う | 席を離れると失格になりうる |
落ち着いて受けたい人はテストセンター、移動時間を惜しむ人はオンラインが向きます。オンラインを選ぶなら、事前のシステムテストを必ず実施してください。当日にカメラやマイクの不具合が見つかると、そのまま受験できなくなります。
当日の流れ
- 受付でチェックインします。オンラインの場合は開始前の時間帯にチェックインし、身分証明書と部屋の様子をカメラで確認してもらいます
- 注意事項の画面を読み、試験を開始します
- 65問を解きます。迷う問題は見直しの印を付けて先へ進みます
- 全問に何かしら答えを入れてから、印を付けた問題へ戻ります
- 終了すると画面上に合否の速報が出ます
配点上、65問のうち一部は採点対象外の評価用問題です。手応えのない問題が数問あっても、それが合否を決めるとは限りません。動揺せず最後まで解き切ってください。
結果の見方
合否の速報は試験直後に画面で分かります。詳細なスコアレポートは、後日 AWS Certification アカウントに掲載されます。レポートには、1000点満点のスコアと、4つの分野ごとに合格水準に達していたかの目安が載ります。
ここで見るべきは合計点よりも分野別の傾向です。合格していても弱い分野があれば、そこは次の資格でそのまま弱点になります。落ちた場合も、どの分野が沈んだかが分かるので、やみくもに全範囲をやり直す必要はありません。
合格後に SAA へ進む
CLF の次は AWS Certified Solutions Architect - Associate(SAA)が定番です。CLF が「そのサービスは何をするものか」を問うのに対し、SAA は「この要件を満たす構成をどう組むか」を問います。
本コースで作った、要件の言葉からサービスを選ぶ対応表は、SAA でもそのまま土台になります。CLF で覚えた責任共有モデル、マルチ AZ、SG と NACL の違いは、SAA では設計の判断材料として使い回します。
進み方の目安は次のとおりです。
- 合格したら、間を空けずに SAA の学習へ入ります。用語が抜ける前に始めるほうが楽です
- 実アカウントの無料枠で、EC2 と S3 と VPC を自分の手で1度作ってみます。CLF では任意でしたが、SAA では手を動かした経験が効きます
- 開発寄りに進みたい場合は Developer - Associate、運用寄りなら SysOps Administrator - Associate も選べます
試験ではこう出る
受験手続そのものは出題されませんが、試験の心構えとして次を持っておきます。
- 長いシナリオは、最後の1文の問いから読みます。何を選ばせたいのかが先に分かります
- 選択肢に実在するサービス名が4つ並んでいても、要件に合うのは1つです。用途が違うものを消していきます
- 「最も費用対効果が高い」「運用の負担が最も小さい」といった条件語が答えを決めます。ここを読み飛ばすと、どれも正しく見えます
まとめ
- 申し込みは AWS Certification アカウントから行い、氏名は身分証明書と一致させます
- 配信はピアソン VUE で、テストセンターと OnVUE のオンライン監督受験を選べます
- 受験料や有効期限、再受験の規定は変わりうるので、公式ページで最新を確認します
- 合否は試験直後に画面で分かり、分野別の詳細は後日のスコアレポートで確認します
- 次は SAA が定番です。CLF で作った要件とサービスの対応表がそのまま土台になります
復習ミニクイズ
CLF-C02 を自宅から OnVUE のオンライン監督受験で受けることにしました。事前準備として最も適切なものはどれですか。