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    Java入門:繰り返しとメソッド
    二重ループ

    Java入門:繰り返しとメソッド

    forやwhileの繰り返しとメソッドを学び、処理を反復と部品に分けて書けるようにします。

    1
    繰り返し
    01. for 文の基本5分
    02. 1 から N までの合計5分
    03. 九九の段を作る5分
    04. while 文5分
    05. カウントダウン5分
    06. do-while 文5分
    07. 二重ループ5分
    08. break と continue5分
    09. FizzBuzz 完成5分
    10. 繰り返しクイズ5分
    11. 第 4 章 まとめクイズ5分
    2
    メソッド
    01. メソッドを定義する5分
    02. 引数を受け取るメソッド5分
    03. 戻り値を返す5分
    04. 複数の引数を取るメソッド5分
    05. メソッドのオーバーロード5分
    06. メソッドクイズ5分
    07. BMI を計算するメソッド5分
    08. 第 5 章 まとめクイズ5分

    二重ループ

    並べたはずが、全部つながって 1 行になる

    * を 6 個並べるだけなら for を 1 本書けば終わります。ところが「1 行目は *、2 行目は **」のように行に分かれた形を作ろうとすると、1 本の for では手が足りません。出てくるのは ****** という 1 本の棒です。

    行を作るには、ループをもう 1 段重ねます。外側で行を、内側でその行の中身を担当させる。これが二重ループです。

    外側が 1 回進むあいだに、内側は最初から最後まで回る

    Java

    for (int i = 0; i < 3; i++) {
        for (int j = 0; j < 4; j++) {
            System.out.print(i + "-" + j + " ");
        }
    }

    出てくるのは次の並びです。

    プレーンテキスト

    0-0 0-1 0-2 0-3 1-0 1-1 1-2 1-3 2-0 2-1 2-2 2-3

    外側の i が 0 から 1 に進むためには、内側の j が 0 から 3 まで走り切らなければなりません。だから本体は 3 回でも 4 回でもなく、3 かける 4 で 12 回動きます。外側が n 回、内側も n 回なら n かける n 回です。ここを取り違えると、思ったより桁違いに重い処理を書いてしまいます。

    慣習として、外側のカウンタは i、内側は j と名付けます。内側で i++ と書いてしまう取り違えは定番の事故なので、どちらがどちらを担当するかを決めてから書き始めてください。

    改行を置ける場所は 1 か所しかない

    1 行ぶんの * を並べ終えるのは、内側のループを抜けた瞬間です。つまり改行は内側ループの外、外側ループの中に置きます。内側の中に入れると 1 文字ごとに改行され、縦に細長い出力になります。

    文字列を少しずつ組み立てるときは StringBuilder を使うのが Java の作法です。

    Java

    StringBuilder buf = new StringBuilder();
    buf.append("A");
    buf.append("-");
    String result = buf.toString();

    String を + でつないでも動きますが、ループの中で連結すると毎周ごとに新しい文字列が作り直されます。

    やってみよう

    Solution.pyramid(int n) を完成させましょう。pyramid(3) は "*\n**\n***" を返します。

    考えるところは 2 つです。ひとつは内側のループを何回まわすかです。行によって * の数が変わるので、内側の上限は外側のカウンタに連動させます。

    もうひとつは末尾の改行です。期待値は "*\n**\n***" であって "*\n**\n***\n" ではありません。最後の行だけ改行を飛ばすか、改行を行の先頭に置いて 1 行目だけ飛ばすか、どちらかの手当てが要ります。目に見えない 1 文字が残っているだけでテストは落ちます。

    要件

    1. クラス名は Solution、メソッド名は pyramid、引数は int n 1 つ、戻り値の型は String にすること
    2. 外側ループで行、内側ループで * の個数を回す二重ループで組み立てること
    3. 各行は \n で連結し、末尾には余計な改行を付けないこと (pyramid(3) の期待値は "*\n**\n***")

    ヒント

    外側ループは `for (int i = 0; i < n; i++)`、内側ループは `for (int j = 0; j <= i; j++)` のように `i` に連動させると `*` の数が 1 つずつ増えます

    文字列をループの中で連結するときは `+` よりも `StringBuilder` の `append` を使うと速くてきれいです

    末尾の改行を避けるには、`if (i < n - 1)` のように最後の行だけ `\n` の追加をスキップすると簡単です

    生田 陸人
    監修生田 陸人
    ゆめさくエンジニア / 現役ソフトウェアエンジニア監修者プロフィールを見る →
    編集 ゆめさく編集部·公開 2026/05/19·更新 2026/08/26

    関連レッスン

    • break と continue

      ループの途中で抜ける `break` と、1 イテレーションだけスキップする `continue` を使って、繰り返しを自由自在にコントロールしよう。

    • FizzBuzz 完成

      前章の FizzBuzz 判定と for ループを組み合わせて、1 から n までの FizzBuzz を空白区切りで返す完成版を作ろう。

    • 繰り返しクイズ

      for / while / do-while の挙動の違い、break と continue の役割、無限ループの原因を 4 択クイズで総ざらいする繰り返しの章末まとめ。

    • 第 4 章 まとめクイズ

      第 4 章「繰り返し」で学んだ for / while / do-while / 入れ子ループ / break・continue / FizzBuzz を、総合的に 1 問のクイズで総ざらいする章末まとめ。

    このレッスンに出てくる用語

    意味があいまいなまま進んだ語は、ここから読み直せます。

    • ループ繰り返し処理。矢印で戻すか専用記号で示す
    • 処理計算や代入を表す長方形
    • カウンタ数を保持して増減する典型 UI
    • テストバグを見つける工程
    • クラスデータと振る舞いを束ねる単位
    • メソッドクラスに属する関数
    • 引数位置引数=順番で渡す。
    • 戻り値呼び出し元への返答を表す点線矢印
    main.java
    エディタを読み込んでいます

    メモ

    二重ループ

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